ニュージーランドの大手鶏肉会社、ティーゲル(TGH)に買収話が持ち上がっています。
買収先は、バウンティー・ホールディングス・ニュージーランド。
そして、その会社は、バウンティー・フレッシュフーズという、フィリピンの大手鶏肉会社の100%子会社とのこと。
要はフィリピンの鶏肉会社による買収です。
今はまだ「買収通知」(Takeover Notice) の段階ですが、5月11日から28日の間に正式オファーがなされるとのこと。
(今日現在、 まだ正式オファーの話は聞きません)
ティーゲル(TGH)株の45%を所有する Claris Investments というシンガポールの会社は、既に買収の受け入れを表明しています。
因みに、その Claris Investments は、香港のAffinity Equity Partners という会社が所有しているそうです。
買収金額は$1.23。
その金額は、買収通知前日(4月24日)の株価$0.82の50%増しの額です。
それを受けて、買収通知発表当日(4月26日)の 株価は前日比(4月25日はアンザックデーでお休み)+36.59%の$1.12に跳ね上がりました。
やったー!
万々歳だ!
、、、なんてことにはなりません。
冗談じゃありませんよ。
何せ、私は、そして多くの一般株主は、2016年5月のIPO売出しで、一株$1.55で買ってるんです。
$1.23で売って、みすみす損する訳にはいきません。
これからこの買収話が進んでいった場合、最大の関心事は、この株式がどうなるかです。
インターネットを調べても、ろくな情報はありません。
唯一、Sharetrader Forumというチャットサイトで、
"Take the money and RUN!!!"(さっさと売っぱらって、とっとと逃げるが勝ち!)
という意見がある程度です。
(その人は、買収後にまた株価は$0.80台に戻ると考えているようです)
ただ、一縷の望みは、買収先であるバウンティーの創業者が、
「ティーゲル(TGH)の発行株式の100%取得を目指すが、バウンティーと共に投資を続けたいという株主がいれば歓迎する」
と、述べているらしいことです。
買収後もニュージーランド市場銘柄であり続けるということでしょうか。
そうだとすれば、フィリピンへの輸出も増加するでしょうから、いい方向に進むかもしれません。
私は、ティーゲル(TGH)IPOの時の、これから輸出を増やして更に成長していく、という言葉を信じて資金を投じたのです。
是非とも株主を失望させない結果を望みます。
それにしても、買収するのはフィリピンの会社、そして現在の大株主がシンガポール、香港の会社。
インターナショナルなのはいいですが、投資会社のマネーゲームに翻弄されて損を被るのは真っ平です。
動向を見守りたいと思います。
ニュージーランド株を中心にオーストラリア株、アメリカ株への投資を通じてミリオネアをめざしています。ポートフォリオは現金・預金・債券:株式=50:50で、インカムを確保しつつ成長を狙っています。基本的に株式は長期に保有し、配当再投資制度をフルに活用しています。
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