エヌビディアの株価は、昨日は好決算の発表で上げたものの、今日は多少下がって、US$254.53で引けていました。
4月にはUS$216ぐらいまで下がっていたので、いい感じに戻ってきました。
この会社は長期保有するつもりなので、日々の上がり下がりに一喜一憂する必要はないのですが、それでも株価が上がるというのは精神衛生上もいいものです。
今回は、この株を買うことに決めた時の何とも不思議な出会いを紹介します。
時は、昨年2017年6月17日(土)。
場所は、オーストラリアのシドニーから東京・羽田に向かうカンタス航空25便の機内。
その時は、翌月に満期を迎える定期預金でどのアメリカ株を購入するか考えつつの日本里帰り旅行でしたが、その候補にエヌビディアが上がっていたところでした。
自動運転にエヌビディア製のGPUが使われるなど将来性があるなどとは聞いてはいたものの、半導体については詳しくないため、どうしたものだろうと思っていいたのです。
そんな中、シドニーを離陸後、水平飛行に移った機内で、遅い時間の夕食が配られました。
自然と隣に座っていた日本人の青年と会話が始まります。
すると、彼は東大工学部の学生でオーストラリアへの交換留学が終って帰国の途についているということがわかりました。
「ところで、東大では何を専攻しているんですか?」
「ロボット工学です」
「ほー、ロボット工学ですか。すごいですね」
「ただ、ロボット工学とは言っても、僕の専門は視覚情報処理のコンピューターなんですけどね」
「え、ということはGPUとか?」
「はい、そうです」
「じゃあ、エヌビディアとか知ってますか?」
「 ええ、知ってます」
なんという奇遇でしょう。
ということで、エヌビディアやGPUについて、色々と話を聞くことができました。
自動運転には視覚情報を高速で処理しなければならないが、並列処理のGPUはCPUよりも演算速度が断然速いので最適であるとか、エヌビディアは新しい会社のように見えるが実は1990年代からあったとか。
「並列処理でいうと、例えば100x100の行列を考えた時にですね、、、」
「はあ、、、」
「コア数って分かりますか?」
「、、、」
などという時もありましたが、何となくエヌビディアやGPUの世界のことが薄ぼんやりと分かってきたのでありました。
「ずばり、エヌビディアはこれからも伸びていく会社だと思いますか?」
「グーグルがTPUを作ったり、半導体の世界は何が起きるかわからない世界ですが、エヌビディアはこれからも行けるんじゃないですかね」
おー。
こういう専門的な話を東大の現役学生から聞けるなんて何とラッキーだったことでしょう。
数ある便の、そして数ある座席の中で、この学生さんと私が隣り合わせに座るというのも、何か神の意志を感じさせるものがありました。
ということで、その後もエヌビディアについては多少調べましたが、購入することはもうこのカンタス航空の機内で決まっていたような気がします。
この株は、結局昨年の7月に一株US$145.78で購入しました。
やはり神の啓示だったようで、10か月で75%上昇しています。
ニュージーランド株を中心にオーストラリア株、アメリカ株への投資を通じてミリオネアをめざしています。ポートフォリオは現金・預金・債券:株式=50:50で、インカムを確保しつつ成長を狙っています。基本的に株式は長期に保有し、配当再投資制度をフルに活用しています。
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