私は、いつもメールで証券会社に購入注文を出します。
正式な英語での注文方法は知りませんが、いつもこんな感じで注文しています。
Please buy $5,000 MCY for me.
(マーキュリー・エナジー(MCY) の株、5000ドル分の購入をお願いします)
2016年3月にも、まさにこの文言で証券会社の担当者に注文を出しました。
(実際には、当時の会社名は、改名前のマイティーリバーパワー(MRP)でしたが)
しかし、通常であれば、すぐに、
Will do
と、返事があるのですが、その日はすぐに来ませんでした。
そして、間もなく、その担当者のアシスタントの女性からメールが入りました。
「担当は本日出張中です。担当もオーダーは見ていますが、今日のオーダーは私が代わりに出しておきました。間もなく約定書が届くと思いますのでご確認下さい」
ああ、そうか。
こういう時はアシスタントが対応してくれるんだ。
流石は大手証券会社。
そう思っていると、間もなく約定書がメールで送られてきました。
まず目が行くのは、一株いくらで買えたかです。
約定価格$2.65。
そうか、$2.65で買えたか。
まあ、よしとしよう。
そして、次に約定金額を見たのですが、私は自分の目を疑いました。
約定金額$13,250。手数料を入れると、$13,456.25。
ん?
$5,000で注文を出したのに何でだ?
さては、注文を間違えて出したかと思い、すぐに自分が出したメールをチェックしましたが、、、。
ちゃんと$5,000で注文しています。
もう一度約定書をよく見てみると、何と約定株式数が5,000株になっているではありませんか!
やってくれたな、おねえちゃん!
一瞬、頭の中が真っ白になりました。
そして、すぐに訂正してもらうようメールしようと思いましたが、はたと考えました。
きっとこのアシスタントは新人さんだろう。
注文を訂正するとなると、上司からの叱責もきつくて、泣いてしまうかもしれない。
ちょっと可哀想になってきます。
そう思いながら、気を取り直して現在株価を見ると、運よく$2.65を上回っています。
資金的にも(たまたま)問題ありませんでした。
そう思った瞬間、私の体にフーテンの寅さんが降りてきたのです。
「おねえちゃん、いいってことよ。心配すんな、ここはこの寅に任せねえ。」
ということで、注文が違っていたことは指摘しながらも、この約定を受け入れるとメールしました。
すると、そのアシスタントから、
「どうも済みませんでした。しかし、これは私のミスですから、変更いたしますよ」
との返事。
しかし、私の中の寅さんは、再び、
「いいってことよ」
と答えていたのでありました。
プロでも、こういうミスは起こりえるのですね。
本来は、元の注文通りに訂正してもらうのが筋だと思います。
こういうことが起きた時には遠慮せずに訂正してもらって下さい。
そのためにも、約定書は必ずチェックしましょう。
因みに、この事件後に注文を出す時は、間違いを防ぐために、
$5,000
とは書かずに、
NZ$5,000.00
と、書くようにしたことを付け加えておきます。
尚、2018年5月18日現在のマーキュリー・エナジー(MCY)の株価は$3.20です。
約定価格の$2.65と比べて+$0.55(+21%)値上がりしています。
訂正しなくてよかったです。
ありがとう、寅さん。
ニュージーランド株を中心にオーストラリア株、アメリカ株への投資を通じてミリオネアをめざしています。ポートフォリオは現金・預金・債券:株式=50:50で、インカムを確保しつつ成長を狙っています。基本的に株式は長期に保有し、配当再投資制度をフルに活用しています。
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