一言でいえば、増収減益。
しかし、一株分配可能利益でいえば、増収増益です。
分配可能利益・・・ちょっと馴染みがない言葉です。
普通に利益というと、例えば所有するビルなどの資産価値が上がれば、見かけ上その分利益が上がっているように見えます。
しかし、 実際には、そのビルなどの資産を売却しない限り現金は入って来ず、従って株主への配当の原資にはなりません。
分配可能利益とは、そういった資産価値上昇などを除いた利益であると、私は理解しています。
賃貸事業から得られるキャッシュフローのようなものでしょうか。
資産の再評価で、総資産も順調に増えています。
戦略としては、今後も商業用施設を減らし、産業用施設を増やしていくとのこと。
その理由については、「アーゴシー・プロパティー(ARG)の投資家向け運用報告会の案内が来ました」をご覧下さい。
具体的には、商業用施設は、目標割合(15%-25%)の下限を目指し、産業用施設は、目標割合(40%-50%)の上限を目指すとのこと。
現在の割合は、以下の通りとなっています。
最終配当は、一株当たり1.55セントで、6月27日に支払われます。
これを受けて、今年度の配当合計は、一株当たり$6.20になります。
また、来年度の配当は、一株当たり$6.25(+1%)が見込んでいるとのこと。
という訳で、この増収増益と増配予想の発表を受けて、今日のアーゴシー・プロパティー(ARG)の株価は、前日比+2.45%の$1.045まで上がりました。
尚、今年度の株主総利回りが、9.8% だと書いてありました。
配当と株価の上昇の合計のことだと思います。
経営陣のみなさま、ご苦労様でした。
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