2018年5月29日火曜日

インベストア・プロパティー(IPL) 2018年度決算発表

インベストア・プロパティー(IPL) の2018年度の決算が発表されました。

インベストア・プロパティー(IPL)は、2016年7月にストライド・プロパティー(SPG) から一部不動産を受け継いで分離した会社です。

前年度は7月から翌年3月までの9か月の数字なので、前年度の数字と単純に比較することができません。

従って、2016年7月に分離した際の計画(予測)と比べてみます。


計画(予測)実績差異
賃貸収入(百万ドル)$44.0$44.5$0.5
純利益(百万ドル)$19.1$46.2$27.1
分配可能利益(百万ドル)$20.4$20.5$0.1



賃貸収入は、計画比+0.5百万ドルの44.5百万ドルでした。

そして、分配可能利益は、計画比+0.1百万ドルの20.5百万ドルなので、ほぼ計画通りといってよいでしょう。

一方で、純利益は、計画比+27.1百万ドルの46.2百万ドルと、大幅にアップしています。

そのほとんどは、投資物件の評価益のようです。

参考まで、2017年度、2018年度の計画と実績は以下の通りでした。

計画(予測)実績差異
2017年度2018年度2017年度2018年度2017年度2018年度
賃貸収入(百万ドル)$34.90$44.00$35.00$44.50$0.10$0.50
純利益(百万ドル)$11.50$19.10$28.50$46.20$17.00$27.10
分配可能利益(百万ドル)$17.20$20.40$17.60$20.50$0.40$0.10


2017年度も、2018年度と同様に、ほぼ計画通の賃貸収入、分配可能利益だったことが分かります。

堅実に頑張っています。

今期の配当支払い日は、6月19日で、一株当たり配当は1.88セント。

2018年度合計で、7.46セントとなります。

インベストア・プロパティー(IPL) が2016年7月にストライド・プロパティー(SPG) から受け継いだ不動産は、ニュージーランド全国にあるラージ・フォーマット商業施設です。

ラージ・フォーマット商業施設とは、


・建屋は、大きな長方形をした平屋建てで、メンテナンスが容易

・一軒だけ独立した施設で、駐車場が完備されている

・テナント数は単独、あるいは、少数で、テナントは全国的によく認知されている

というものです。

具体的には、スーパーのカウントダウン(73%)や、バニングスウェアハウス(10%)、ウェアハウス(3%)、マイター10(3%)などが挙げられます。

お店の名前を聞いて、「あー、そういう施設のことね」と納得される方も多いことでしょう。

ラージ・フォーマット商業施設の特徴は、長期契約であることと、賃貸率が高いことです。

2018年3月末の加重平均契約期間は、13.1年。

賃貸率は、99.9%です。

非常に安定しています。

安定した収入を得るには打ってつけの投資先ではないでしょうか。











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