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2018年5月10日木曜日

ニュージーランドで株式投資を始めるには 株式に投資する割合編

人生は、いつ何が起きるか分かりません。

人によっては子供の教育費用なども掛かります。

従って、いくら株式投資がいいと言っても資産を全て株式投資に注ぎ込むことはできません。

当然、そういった当座の緊急資金や子供の教育資金などの必要資金は別に用意しておく必要があります。

それでは、それを除いた余裕資金の内、将来の資産形成をするために一体どれだけの割合を株式投資に回せばいいのでしょうか。

最初の内は株式の割合も小さいので、気にすることはないかもしれません。

しかし、保有数が増えて行った場合のことを早いうちから想定しておくことはいいことだと思います。

具体的な話に入る前に、まず資産について整理しておきましょう。

資産は、その性格から大きく2つに分けることができます。

収入重視のインカム資産と成長重視のグロース資産です。

インカム資産とは、現金や普通預金、及び、定期預金や債券など、あまり価格変動がない代わりにそこそこの利回りで固定した収入が得られる資産。

あまり価格変動がないいうことはリスクが低い資産といえます。

それに対してグロース資産とは、不動産投資信託や株式など 、価格変動はあるものの長期的には成長が見込まれ、より高い利回りが期待できる資産です。

価格変動があるということはリスクがある資産といえます。

さて、このインカム資産とグロース資産ですが、100から自分の年齢を引いた数字のパーセントをグロース資産に投資すればよいという考え方があります。

例えば、 40歳の人は、100から40を引いた60%をグロース資産に投資すればよいことになります。


ただ、ちょっと大雑把な感じも否めません。

何しろ、この考えで行くと、生まれたばかりの赤ん坊は100%グロース資産に投資しろということになってしまいますから。

冗談です。

それでは、私がその割合について悩んでいた時に参考にした考え方を紹介したいと思います。

ここでなぜかキーウィーセーバーが登場します。

私は、将来のためにANZのキーウィーセーバーに加入していますが、そのファンドを選ぶ際にライフタイムというオプションを選択すると、インカム資産とグロース資産の割合が異なるファンドを、年齢を重ねるにつれて(ライフステージに合わせて)順々に移行していってくれます。

その年齢に応じた割合が大いに参考になったのです。

その年齢に応じた割合とは以下の通りです。


年齢ファンド名インカム資産グロース資産
-35Growth20%80%
36-45Balanced Growth35%65%
46-55Balanced 50%50%
56-60Conservative Balanced65%35%
61-64Conservative 80%20%
65-Cash100%0%

35歳まではその80%をグロース資産に充てますが、それ以降55歳までは10年毎に65%、50%と減らしていき、56歳以降は5年毎に35%、20%とその割合を減らして、最後に65歳になったら全て現金化するというものです。

分かりやすくするために、「100-年齢」と共にグラフにしてみました。

特に人生後半の微調整など絶妙なさじ加減ではないでしょうか。

しかし、経済状況は人それぞれです。

従って、すべての人にこの考え方が当てはまる訳ではありません。

ひとつの考え方として 参考になればと思い紹介しました。







2018年5月9日水曜日

ニュージーランドで株式投資を始めるには 証券会社を選ぶ編

ニュージーランドで株式投資を始めるには、まず証券会社に口座を開かなければなりません。

え、でも英語ででしょ? という方、大丈夫です。

頑張って下さい。

証券会社は、大きく分けるとフルサービスの証券会社と、オンラインの証券会社に分けることができます。

フルサービスの証券会社としては、

Craigs Investment Partners

Forsyth Barr

などが挙げられます。

そして、オンラインの証券会社としては、

ANZ Securities

ASB Securities

などが挙げられます。

さて、フルサービスの証券会社とオンラインの証券会社、どちらを選べばいいのでしょう?

売買手数料でいえば、オンラインの証券会社の方が断然安いです。

フルサービスの証券会社の場合、売買手数料の相場は売買代金の1.5%で、売買代金が少ない場合でも最低75ドルかかります。

それに対してオンラインの証券会社の場合は、売買代金の0.2%、売買代金が少ない場合で最低30ドル程度です。

ベテラン投資家であればオンラインの証券会社を使ってもいいのかもしれません。

しかし、これから株式投資を始める人であれば、私なら断然フルサービスの証券会社をお薦めします。
 
フルサービスの証券会社を利用する最大のメリットは何といってもリサーチに基づいたレポートの提供を受けることができることです。

世界経済の動向から、各株式市場の動静、個々の銘柄について、リサーチの専門家の分析を無料で読むことができるのは、多少高い手数料を払ってもお釣りが来るほど貴重だといえるでしょう。

各企業の業績分析に基づいた1年後の目標株価や、今後数年間の売り上げ、営業利益、純利益、一株当たり利益、一株当たり配当、ROEの予想など非常に役立ちます。

こう聞いて、次のようなことを考える人もいるかもしれません。

だったらフルサービスの証券会社で口座を開いて、各種レポートをもらい、その情報に基づいて実際の売買はオンラインの証券会社ですればいいではないかと。

何と恐ろしいことを考える人でしょうか。

でも、そんな人は人気のあるIPO=新規公開株や、新規発行の社債などの割当を受けることはほぼできないと言えるでしょう。

フルサービスの証券会社は、IPOの際に幹事会社となりますが、その割当は当然自分の会社の上得意客から順番に割り当てられていくからです。


私も今までIPOや新規発行社債ではフルサービスの証券会社によくお世話になり、結果として美味しい思いをさせていただきました。

例えば2013年8月のゼットエナジー(ZEL) 株は、IPO価格$3.50で購入しましたが、今では$7.47と2倍以上になっています。

損して得を取れ 、とはこういうことでしょう。

しかし、私は別にフルサービスの証券会社のまわし者ではありません。

自分はとことんオンラインで勝負する! という方はどうぞ頑張って下さい。

虎穴に入らずんば虎子を得ず。

口座を開かずんば株買えず、というお話でした。




















2018年5月8日火曜日

ニュージーランドで株式投資を始めるには そもそも編

そもそも、どうして私はニュージーランドで株式投資を始めたか。

今日はそんなお話です。

今は昔(今となっては、もう昔のことだが)、ニュージーランドの定期預金(5年)の金利が年率8%だった時代がありました。

その頃は私も株式投資などやっていませんでした。

なにしろ銀行にお金を預けておくだけで、元本が減るリスクもなく、8%の利息がもらえたのですから。

もし手元に百万ドルあって(ありませんでしたが)銀行の5年定期に預けておけば、税引き前で8万ドルの利息が毎年入って来たのです。

それほどではないものの、我が家でもそれなりに高金利の恩恵を受けていました。

ところが、世界的に金利低下が起こりはじめ、その傾向はニュージーランドの金利も例外ではありません。

8%あった金利もあれよあれよという間に7%、6%とじりじり下がり、5年後の更新時には5%台まで落ちてきてしまったのです。

そこで考えました。


ちょっとでもよい金利収入を確保するために、株式投資はリスクがあって怖いものの、債券投資ならいいのではないかと。

ということで、5年前のある日、勇気を振り絞って証券会社のドアを叩きました。

Craigs Investment Partnersという証券会社です。

担当者はとてもいい人で親身になって色々と教えてくれました。

そこで分かってきたのは、もちろん債券投資もポートフォリオの中で重要な位置づけだが、固定金利だとどうしても長い目で見ると物価上昇分だけ目減りしてしまうということです。

一方、株式投資は価格の変動はあるものの、長期的には上昇し、また配当もそれに合わせて上がっていくとのことでした。

ただ、どうしても株式投資にはリスクがあって、虎の子の資金を投入するには腰が引けると、正直に気持ちを伝えたところ、それであればディフェンシブな株式から初めてみてはどうかとアドバイスをくれました。

ディフェンシブな’株式とは、景気の動向にあまり左右されない 生活に根差した会社の株式です。

例えば電力会社。

景気が良くなろうが悪くなろうが、私たちの日々の生活の電力消費は変わりません。

また、なくなることもありません。

安定している上に、将来の保証はないものの、今までの実績を見ると、これからも物価の上昇と同様に配当も上がっていくとのこと。

ましてや、ニュージーランドの配当利回りは他の国と比べて高いとのことでした。

因みに、今日現在のニュージーランド電力会社の配当利回り(Gross Dividend Yield)は以下の通りです。

CEN=Contact Energy 7.007%
GNE=Genesis Energy 9.161%
MCY=Marcury Energy 8.462%
MEL=Meridian Energy 8.061%
TPW=Trustpower     8.086%
(NZXホームページより)

大したものです。

ということで、まずは電力会社株を含めて数銘柄だけ選んで遂に株式投資を始めたのでした。

実際には、ちょっとだけスケベ根性を出して、ディフェンシブ銘柄だけではなく、成長が見込めるという銘柄にも手を出してしまったのですが・・・。

因みに、その銘柄とは、Fisher and Paykel Healthcare (FPH)という医療機器メーカーですが、当時一株$3.18で買った株が今日現在$12.79と、5年間で4倍になっています。

あれから5年。

現在の銀行の定期預金金利(5年)は4%台です。

あのまま定期預金だけ続けていたらジリ貧でした。

その後も少しずつ株式を買い増して、物価上昇以上に配当収入を受け取り続けています。

そして調子に乗って「ミリオネアをめざす」などと言い始めています。

もしも資金に余裕があるのであれば、多少でも株式に投資して、値上がり益と配当収入を享受してみてはいかがでしょうか。



















アーゴシー・プロパティー(ARG) 2019年度決算発表 増収増益

アーゴシー・プロパティー(ARG) が、2019年度の決算を発表しました。 嬉しい増収増益です。 2018年度 2019年度 増減 % 売上(賃貸収入)(百万ドル) $101.0 $102.5 +$1.5 +1% 純利益(百万ドル) $98.2 $133...