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2018年11月17日土曜日

エヌビディア(NVDA) 2019年度第3四半期決算発表 

エヌビディア(NVDA)の2019年度第3四半期(8月~10月)決算が発表されました。

さて、いいニュースと悪いニュースがありますが、どちらから先に参りましょうか。

とりあえず、まずはいいニュースから。

今回の決算も、前期に引き続いて増収増益でした。

次に悪いニュースです。

この決算を受けて株価はUS$164.43と、前日終値比▲18.76%の急落となりました。

一体、何が起きてしまったのでしょうか。

気を取り直して、決算内容を順番に見てみます。

GAAP2018Q32019Q3増 減
売上$2,636$3,181$54521%
営業利益$895$1,058$16318%
純利益$838$1,230$39247%
一株利益$1.33$1.97$0.6448%

前年同期比で、売上+21%、営業利益+18%、純利益+47%、一株利益も+48%の伸び率です。

問題ない、というより素晴らしい伸び率です。

Non-GAAPではどうでしょうか。

Non-GAAP2018Q32019Q3増 減
売上$2,636$3,181$54521%
営業利益$1,005$1,210$20520%
純利益$833$1,151$31838%
一株利益$1.33$1.84$0.5138%

GAAP同様に、堂々とした増収増益です。

続いて、部門別売上を見てみましょう。

2018Q32019Q3  増 減     %
         ゲーム$1,561$1,764$20313%
     専門可視化$239$305$6628%
 データセンター$501$792$29158%
        自動車$144$172$2819%
     OEMその他$191$148-$43-23%
       売上合計$2,636$3,181$54521%

専門可視化、データセンター、自動車部門は、過去最高売上とのことです。

何の問題もないように思えます。

それでは、決算発表後に株価が▲18.76も急落してしまった要因は一体何だったのでしょうか。

仮想通貨関連の衰退で、OEMその他が前年同期比でマイナスになったのは、前期と同様の傾向で、今更驚くようなことではありません。

どうやら今回の急落の犯人は、ゲーム関連売上が会社の見込みに届かなかったことのようです。

その結果、市場予想も下回ってしまいました。

更に、ミッドレンジのパスカル製品が流通上で溢れており、その影響は来期まで持ち越され、在庫調整のため来期の出荷も見合される見込みであるとのことです。

その影響で、第4四半期の売上の見込みも前年同期比を下回っています。

  2018Q4実績 2019Q4見込み増 減
売上$2,911$2,700-$211-7%

これはいけません。

今までの成長神話が一気に吹っ飛んでしまいました。

会社によれば、パスカルの過剰在庫問題は短期的な問題で、次あるいは次の次の四半期には調整が完了するとのことですが、果たしてどうなのか。

これだけ株価が急落すると、

いくら今期の配当は+7%増配のUS$0.16だと言われても、

2020年度までに追加で3,000百万USドルが株主に還元される予定だと聞かされても、

サッとは頭に入って来ません。

一番の関心事は、これからも今までの成長が続いてくれるかどうかだからです。

しかし、冷静に考えれば、ゲーム、専門可視化、データセンター、自動車と、全ての分野でこれからも成長は大いに期待できるはずです。

ここは狼狽せず、冷静に事態を受け止めて、未来を信じることにします。










2018年11月8日木曜日

サザンカンパニー(SO) 2018年度第3四半期決算発表 減収増益

サザンカンパニー(SO) が、2018年度第3四半期の決算を発表しました。

減収増益でした。

サザンカンパニー(SO)は、傘下にアラバマ電力、ジョージア電力、ガルフ電力、ミシシッピー電力などを擁する、アメリカ第二位の公益事業持株会社です。

決算結果の中身を見てみます。

まずは米国会計基準(GAAP)の数字から。

GAAP2017Q32018Q3増 減
売上$6,201$6,159-$42-1%
営業利益$1,991$2,174$1839%
純利益$1,069$1,164$959%
一株利益$1.07$1.14$0.077%

前年同期比で、売上は▲1%と減収ですが、営業利益、純利益は共に+9%で、一株利益も+7%の伸びとなっています。

ただし、この利益の伸びは、前年同期の一時的な費用の影響があったからで、その影響を取り除いた数字(Non-GAAP)で見てみると次のようになります。

Non-GAAP2017Q32018Q3増 減
売上$6,201$6,159-$42-1%
純利益$1,126$1,163$373%
一株利益$1.12$1.14$0.022%

前年同期比で、純利益は+3%、一株利益も+2%と、より控えめな伸びとなります。

実は、サザンカンパニー(SO) は、いくつか発電所建設の大幅な遅れからかなりの費用増大を抱えています。

それを具体的に見るために、今年度第1~第3四半期(9か月)の数字を見てみましょう。

GAAP2017Q1-Q32018Q1-Q3増 減
売上$17,403$18,158$7554%
営業費用$15,809$14,545-$1,264-8%
(内、建設関連推定損失)$3,155$1,105-$2,050-65%
営業利益$1,594$3,613$2,019127%
純利益$347$1,948$1,601461%
一株利益$0.35$1.92$1.57449%

営業費用の中の、建設関連推定損失を見て下さい。

2017年度第1~第3四半期の3,155百万US ドルの中には、建設が遅れているミシシッピー電力のケンパー石炭ガス化複合発電所関連の費用が含まれているとのことです。

また、2018年度第1~第3四半期の1,105百万USドルは、同様に建設が遅れ費用が嵩んでいるジョージア電力のボーグル第3、第4原子力発電所関連の推定費用だとのこと。

この発電所は2017年3月に破綻したウェスチングハウスが手掛けていたプロジェクトで、この絡みで親会社の東芝がガタガタになってしまった悪名高い発電所です。

こんなところで「自分の会社」(株主ですから!)が東芝の衰退と関連しているとは何と皮肉なことでしょう。

この一連の一時的費用を取り除いた数字がこちらです。

Non-GAAP2017Q1-Q32018Q1-Q3増 減
売上$17,403$18,158$7554%
純利益$2,508$2,872$36415%
一株利益$2.51$2.83$0.3213%

前年同期比で、売上が+4%、純利益+15%、一株利益+13%。

この数字だけ見ていると、非常にいい感じの会社となります。

因みに、今四半期の配当US$0.60は12月6日に支払われますが、サザンカンパニー(SO) は17年連続で増配している超優良企業です。

更に、増配または配当据置の期間は実に70年連続とのことです。

大したものです。

11月7日の終値は、前日比+2.93%のUS$47.01。

アメリカ中間選挙結果が予想通りだったという安心感の影響なのか、それともこの決算結果の影響なのか分かりませんが、3%近い株価上昇は気持ちがよいものです。

発電所の建設がどうなって行くのか不安もありますが、これからも頑張ってもらいましょう。







2018年11月3日土曜日

スターバックス(SBUX)2018年度決算発表 発表後株価は10%近く急騰

スターバックス(SBUX)の2018年度の決算発表がありました。

そして決算発表後、10月2日の株価は終値で、+9.70%のUS$64.32(+US$5.69)と急騰しました。

果たしてどんな好決算結果だったのでしょうか。

GAAP2017年度2018年度増減伸び率
売上 (百万US$)$22,386.8$24,719.5$2,332.710%
営業利益 (百万US$)$4,134.7$3,883.3-$251.4-6%
純利益 (百万US$)$2,884.7$4,518.3$1,633.657%
1株当たり利益(US$)$1.97$3.24$1.2764%
1株当たり配当(US$)$1.05$1.32$0.2726%

売上は+10%の伸び。

営業利益は▲6%だったものの、純利益は+57%、希薄化後の1株当たり利益は+64%の伸びとなりました。

尚、上記GAAPベースの営業利益の伸びはマイナスでしたが、Non-GAAPベースでは+1%とプラスとなっています。

Non-GAAP2017年度2018年度増減伸び率
営業利益 (百万US$)$4,412.5$4,457.4$44.91%
1株当たり利益(US$)$2.06$2.42$0.3617%

因みに、GAAPとは、Generally Accepted Accounting Principles=一般に公正妥当と認められた会計原則のことで、法律に基づいた米国会計基準です。

それに対して、Non-GAAPは、為替変動や一時的コストを除外したもので、本来の業績の年度毎の比較をする際に使われるものです。

この好決算を受けて、1株当たりの配当は前年度比+26%のUS$1.32となっています。

尚、2018年度には、配当と自社株買い合計でUS$8,900百万ドルを株主に還元したとのことです。

どうもありがとうございます。

地域ごとの売上はどうなっているでしょうか。

売上 (百万US$)2017年度2018年度増減伸び率構成比
アメリカ$15,620.0$16,732.2$1,112.27%68%
中国、アジア、太平洋$3,240.2$4,473.6$1,233.438%18%
欧州、中東、アフリカ$958.7$1,048.0$89.39%4%
チャネル開発$2,256.6$2,297.3$40.72%9%
その他$311.3$168.4-$142.9-46%1%
売上合計$22,386.8$24,719.5$2,332.710%100%

売上の伸びは、全体で+10%の伸びを示す中、「中国、アジア、太平洋」の+38%が突出しています。

また、「アメリカ」、「欧州、中東、アフリカ」は、それぞれ+7%、+9%の伸びとなっています。

そして、地域ごとの構成比では、今後中国での伸びが期待されるものの、まだ「アメリカ」が全体の7割近くを占めています。

地域ごとの営業利益は以下の通りです。

営業利益 (百万US$)2017年度2018年度増減伸び率構成比
アメリカ$3,653.6$3,614.4-$39.2-1%93%
中国、アジア、太平洋$765.0$867.4$102.413%22%
欧州、中東、アフリカ$94.5$61.5-$33.0-35%2%
チャネル開発$967.0$927.1-$39.9-4%24%
その他-$1,345.4-$1,587.1-$241.718%-41%
売上合計$4,134.7$3,883.3-$251.4-6%100%

営業利益の伸びでは、「中国、アジア、太平洋」の+13%が目立ちますが、構成比では、「アメリカ」が断トツの9割を占めています。

店舗数の変化はどうでしょうか。

店舗数2017年度2018年度増減伸び率構成比
アメリカ16,55917,4548955%60%
中国、アジア、太平洋7,4798,5301,05114%29%
欧州、中東、アフリカ2,9743,32034612%11%
その他32720-307-94%0%
店舗数合計27,33929,3241,9857%100%

全体では、+7%増加の29、324店舗となる中、「アメリカ」は5%の伸び、「中国、アジア、太平洋」「欧州、中東、アフリカ」は2桁の伸びとなっています。

構成比は、「アメリカ」が6割、「中国、アジア、太平洋」が3割、「欧州、中東、アフリカ」が1割となっています。

2019年度には、

1.2,100店舗の新規開店(ネット)を計画している。

2.既存店舗の売上は、+3%に近い+3%~+5%を目論んでいる。

3.売上は、+5%~+7%の増加を目論んでいる。

4.1株当たり利益は、GAAPベースでUS$2.32~US$2.37、Non-GAAPベースでUS$2.61~US$2.66を目論んでいる。

とのことです。

頑張ってもらいたいものです。

私も日本で勤めていた頃は、よく専用の入れ物を持って(それを持っていくと、ちょっとだけ割引価格になったのです)スターバックスにコーヒーを買いに行ったものです。

そして、シナモンやココアパウダーをたくさんかけてきたものです。

そういえば、ニュージーランドではまだスターバックスには行ったことがありませんでした。

どうしたことでしょう。

応援のために、久々にスターバックスに行ってみたいと思います。

今後も快進撃を期待しましょう。

   




アーゴシー・プロパティー(ARG) 2019年度決算発表 増収増益

アーゴシー・プロパティー(ARG) が、2019年度の決算を発表しました。 嬉しい増収増益です。 2018年度 2019年度 増減 % 売上(賃貸収入)(百万ドル) $101.0 $102.5 +$1.5 +1% 純利益(百万ドル) $98.2 $133...