ニュージーランドで株式投資を始めるには、まず証券会社に口座を開かなければなりません。
え、でも英語ででしょ? という方、大丈夫です。
頑張って下さい。
証券会社は、大きく分けるとフルサービスの証券会社と、オンラインの証券会社に分けることができます。
フルサービスの証券会社としては、
・Craigs Investment Partners
・Forsyth Barr
などが挙げられます。
そして、オンラインの証券会社としては、
・ANZ Securities
・ ASB Securities
などが挙げられます。
さて、フルサービスの証券会社とオンラインの証券会社、どちらを選べばいいのでしょう?
売買手数料でいえば、オンラインの証券会社の方が断然安いです。
フルサービスの証券会社の場合、売買手数料の相場は売買代金の1.5%で、売買代金が少ない場合でも最低75ドルかかります。
それに対してオンラインの証券会社の場合は、売買代金の0.2%、売買代金が少ない場合で最低30ドル程度です。
ベテラン投資家であればオンラインの証券会社を使ってもいいのかもしれません。
しかし、これから株式投資を始める人であれば、私なら断然フルサービスの証券会社をお薦めします。
フルサービスの証券会社を利用する最大のメリットは何といってもリサーチに基づいたレポートの提供を受けることができることです。
世界経済の動向から、各株式市場の動静、個々の銘柄について、リサーチの専門家の分析を無料で読むことができるのは、多少高い手数料を払ってもお釣りが来るほど貴重だといえるでしょう。
各企業の業績分析に基づいた1年後の目標株価や、今後数年間の売り上げ、営業利益、純利益、一株当たり利益、一株当たり配当、ROEの予想など非常に役立ちます。
こう聞いて、次のようなことを考える人もいるかもしれません。
だったらフルサービスの証券会社で口座を開いて、各種レポートをもらい、その情報に基づいて実際の売買はオンラインの証券会社ですればいいではないかと。
何と恐ろしいことを考える人でしょうか。
でも、そんな人は人気のあるIPO=新規公開株や、新規発行の社債などの割当を受けることはほぼできないと言えるでしょう。
フルサービスの証券会社は、IPOの際に幹事会社となりますが、その割当は当然自分の会社の上得意客から順番に割り当てられていくからです。
私も今までIPOや新規発行社債ではフルサービスの証券会社によくお世話になり、結果として美味しい思いをさせていただきました。
例えば2013年8月のゼットエナジー(ZEL) 株は、IPO価格$3.50で購入しましたが、今では$7.47と2倍以上になっています。
損して得を取れ 、とはこういうことでしょう。
しかし、私は別にフルサービスの証券会社のまわし者ではありません。
自分はとことんオンラインで勝負する! という方はどうぞ頑張って下さい。
虎穴に入らずんば虎子を得ず。
口座を開かずんば株買えず、というお話でした。
ニュージーランド株を中心にオーストラリア株、アメリカ株への投資を通じてミリオネアをめざしています。ポートフォリオは現金・預金・債券:株式=50:50で、インカムを確保しつつ成長を狙っています。基本的に株式は長期に保有し、配当再投資制度をフルに活用しています。
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