ゼットエナジー(ZEL:Zet Energy) の2018年3月期決算が5月3日に発表になりました。
増収増益の好決算でした。
この発表を受けて株価も前日の$7.30から$7.51へと+$0.21(+2.88%)値上がりしています。
ゼットエナジーの簡単な歴史は以下の通りです。
2010年 シェル石油がニュージーランドから撤退、その事業を引き継ぐ
2011年 ゼットエナジーのブランド使用開始
2013年 IPOでニュージーランド、オーストラリア市場に上場
2016年 ニュージーランドのカルテックス買収
尚、カルテックス買収後もゼットエナジーとカルテックスのブランドは併用していますが、ニュージーランド国内で合計50%弱のマーケットシェアを誇っています。
私とゼットエナジーの付き合いは、2013年のIPO(新規公開)で一株$3.50で購入した時に始まり、その後もカルテックスの買収に絡んで何度か買い増ししています。
という訳で、今でも車の運転中にゼットエナジーやカルテックスのガソリンスタンドで給油している車を見ると、
「いらっしゃいませ! 毎度ご利用ありがとうございます!」
と心の中で声を出しながら通り過ぎています。
本当の話です。
そんなゼットエナジーですが、今期はカルテックス買収とそのシナジー効果が表れ、以下の通り好決算となりました。
2017年3月期 2018年3月期 増 減
売り上げ 3,863百万ドル 4,570百万ドル +707百万ドル(+18%)
営業利益 488百万ドル 528百万ドル +40百万ドル (+8%)
純利益 243百万ドル 263百万ドル +20百万ドル (+8%)
一株利益 61セント 66セント +5セント (+8%)
前年比、売り上げで+18%、利益もそれぞれ+8%と、絶好調でした。
配当も、上場以来毎年10%ずつコンスタントに上がっています。
2014年度 22.0セント +2.2セント(+10%)
2015年度 24.2セント +2.4セント(+10%)
2016年度 26.6セント +2.2セント(+10%)
2017年度 29.3セント +2.7セント(+10%)
2018年度 32.3セント +3.0セント(+10%)
更に、2019年度には配当の支払い基準がフリーキャッシュフローの90-100%に変わるため、55セントと大幅増の予想をしているレポートもあります。
とても楽しみです。
トピックスとしては、今までモービルが担って来たパックンセーブ、ニューワールドブランドの53カ所の給油所への供給をゼットエナジーが勝ち取り、9月から配送を始めるそうです。
また、それと同時に、パックンセーブ、ニューワールドの割引レシートの対象ガソリンスタンドも、モービルからゼットエナジーに変わるそうです。
売り上げ増の期待大です。
今後、電気自動車の普及や燃費向上で石油需要の大幅な伸びは期待できないかもしれませんが、私の目が黒いうちはまだまだゼットエナジーの時代は続くことでしょう。
「毎度ありがとうございます!」
ニュージーランド株を中心にオーストラリア株、アメリカ株への投資を通じてミリオネアをめざしています。ポートフォリオは現金・預金・債券:株式=50:50で、インカムを確保しつつ成長を狙っています。基本的に株式は長期に保有し、配当再投資制度をフルに活用しています。
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