2018年11月5日月曜日

トラストパワー(TPW) 2019年度上期決算発表 増収減益 特別配当

トラストパワー(TPW) の2019年度上期(2018年4月~9月)の決算発表がありました。

結果は増収減益でした。

2018年度上期2019年度上期増減伸び率
売上 (千NZ$)$510,682$512,191+$1,5090%
営業利益 (千NZ$)$152,206$129,643-$22,563-15%
純利益 (千NZ$)$82,195$64,869-$17,326-21%
1株当たり利益(セント)25.820.4-5.4-21%

増収とは言っても、売上はほぼ横。

営業利益、純利益は、それぞれ▲15%、▲21%と、大幅な減益でした。

ただし、会社曰く、前年度上期は「10年に一度の異常好決算」だったとのことで、下表の通り前々年度上期と比べれば増益とのこと。

2017年度上期2018年度上期2019年度上期
営業利益 (百万NZ$)$110.2$152.2$129.6
純利益 (百万NZ$)$45.2$79.3$64.9


確かにその通りなので、額面通り受け取ることにします。

12月7日に支払われる配当ですが、通常配当17セントの他に、特別配当25セントが支払われます。

これは、短期的には資金需要がないため、2018年3月に売却したグリーンステートパワー Green State Power の売却代金を株主に還元するものだそうです。

今日の終値が$6.21ですから、特別配当だけで4%以上に相当します。

現在の5年定期預金の利息より高いです。

2019年度通期の見通しですが、営業利益ベースで、215百万ドル~235百万ドルを見込んでいるとのこと。

これは、以前の見通しと比べて、+10百万ドル増加しています。

トラストパワー(TPW) は電力販売の他に、ガス販売、インターネット接続サービス事業も行っていますが、新規契約者の80%は2つ以上の契約をしているとのこと。

消費者にとっては、同一業者との契約による利便性があることでしょう。

そして、トラストパワー(TPW) にとっては、電力販売のみの契約よりも契約更新が期待できるため、素晴らしい戦略だと思います。








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