中には、アマゾン(AMZN)やアルファベット(GOOG)のように、配当を出さずに利益を全て成長に回す企業もありますが、現金が確実に手元に入る配当も魅力的です。
ということで、今回は配当にまつわる話です。
配当は、企業によって年2回支払う企業もあれば、年4回支払う企業もあります。
いずれの場合も、配当を受け取るためには、その期の配当の「配当基準日」(Record date) までに株主になっていなければいけません。
ここで知っておかなければならないのは、ニュージーランド、オーストラリア、アメリカの場合、株式の売買が成立してから実際に決済されるまで2日かかるということです。
従って、「配当基準日」に株主でいるためには、その2日前までに購入しておく必要があります。
なぜならば、もしも「配当基準日」の1日前に購入しても、実際にその決済が行われて株主になれるのは「配当基準日」の翌日になってしまうので、配当を受け取ることができないからです(配当は前の株主に支払われてしまいます)。
ということで、その日に購入しても(売買が成立しても)配当がもらえない「配当基準日」の1日前の日は、「配当落ち日」(Ex-dividend date) と呼ばれています。
「配当落ち日」(Ex-dividend date) は、ニュージーランド株式市場のウェブサイトでも確認できます。
上記を簡単にまとめると次の表になります。
ただし、「配当落ち日」が一概に悪い日とは限りません。
なぜならば、配当が受け取れなくなる日だということで、理論上は株価が配当分だけ下がる(はずだ)からです。
以上をまとめると、
その期の配当を受取りたい場合は、「配当基準日」の2日前=「配当落ち日」の1日前までに株を購入する、
その期の配当を受取らなくてもいいので、その分株式を安く買いたい場合は、「配当落ち日」に株を購入する、
ということになります(理論上)。
では、どちらがいいのでしょうか。
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