2018年11月24日土曜日

配当にまつわる話1 配当基準日(Record date) と配当落ち日(Ex-dividend date) 

株式投資の醍醐味は、株価の値上がりと共に、配当を受取ることです。

中には、アマゾン(AMZN)やアルファベット(GOOG)のように、配当を出さずに利益を全て成長に回す企業もありますが、現金が確実に手元に入る配当も魅力的です。

ということで、今回は配当にまつわる話です。

配当は、企業によって年2回支払う企業もあれば、年4回支払う企業もあります。

いずれの場合も、配当を受け取るためには、その期の配当の「配当基準日」(Record date) までに株主になっていなければいけません。

ここで知っておかなければならないのは、ニュージーランド、オーストラリア、アメリカの場合、株式の売買が成立してから実際に決済されるまで2日かかるということです。

従って、「配当基準日」に株主でいるためには、その2日前までに購入しておく必要があります。

なぜならば、もしも「配当基準日」の1日前に購入しても、実際にその決済が行われて株主になれるのは「配当基準日」の翌日になってしまうので、配当を受け取ることができないからです(配当は前の株主に支払われてしまいます)。

ということで、その日に購入しても(売買が成立しても)配当がもらえない「配当基準日」の1日前の日は、「配当落ち日」(Ex-dividend date) と呼ばれています。

「配当落ち日」(Ex-dividend date) は、ニュージーランド株式市場のウェブサイトでも確認できます。

上記を簡単にまとめると次の表になります。

英語日本語
Declaration date配当発表日
-2配当を受取るためにはこの日までに購入しないといけない日
-1Ex-dividend date配当落ち日
0Record date配当基準日
Payment date配当支払い日

ただし、「配当落ち日」が一概に悪い日とは限りません。

なぜならば、配当が受け取れなくなる日だということで、理論上は株価が配当分だけ下がる(はずだ)からです。

以上をまとめると、

その期の配当を受取りたい場合は、「配当基準日」の2日前=「配当落ち日」の1日前までに株を購入する、

その期の配当を受取らなくてもいいので、その分株式を安く買いたい場合は、「配当落ち日」に株を購入する、

ということになります(理論上)。

では、どちらがいいのでしょうか。

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