⇒ 「配当にまつわる話1 配当基準日(Record date) と配当落ち日(Ex-dividend date) 」参照
その際、最後のまとめで、こう述べました。
「その期の配当を受取りたい場合は、「配当基準日」の2日前=「配当落ち日」の1日前までに株を購入する、
その期の配当を受取らなくてもいいので、その分株式を安く買いたい場合は、「配当落ち日」以降に株を購入する」
果たして、直近の配当を取るべきか、それとも、安い株価を取るべきか。
ということで、理論上どちらの方が投資利回りがよいのか、以下の通りシミュレーションしてみました。
ケース1:配当落ち日よりも前に購入する(直近の配当から受け取れる)
ケース2:配当落ち日以降に購入する(直近の配当は受け取れない)
株の年間配当利回り:5%、10%、20%
前提:配当落ちした結果、配当分だけ株価は下落する。その他の条件は全て一定。
結論から先に言うと、
年間配当利回りが5%の株の場合、投資して21年目以降からケース2が有利になる。
年間配当利回りが10%の株の場合、投資して11年目以降からケース2が有利となる。
年間配当利回りが20%の株の場合、投資して6年目以降からケース2が有利となる。
どちらがいいかは、最終的には個々人の判断になります。
しかし、現実的に考えれば、ケース1の「配当落ち日よりも前に購入する」方が有利と思われます。
では、実際にシミュレーション結果を見てみましょう。
尚、具体的な数字は、スペースの関係上、5%の場合だけを示します。
赤く塗った方の累計配当利回りの方が有利となります。
<年間配当利回りが5%の株の場合の累積配当利回り比較シミュレーション>
以下のグラフは、年間配当利回りがそれぞれ5%、10%、20%の株について、ケース1とケース2の累計配当利回りの差異を表しています。
その差異がプラスであればケース1が有利、マイナスであればケース2が有利となります。
<年間配当利回りが5%の株の場合>

投資してから19年目まではケース1が有利、20年目で同利回りとなり、21年目以降はケース2が有利となっています。
<年間配当利回りが10%の株の場合>

投資してから9年目まではケース1が有利、10年目で同利回りとなり、11年目以降はケース2が有利となっています。
<年間配当利回りが20%の株の場合>

投資してから4年目まではケース1が有利、5年目で同利回りとなり、6年目以降はケース2が有利となっています。
この場合、6年目以降の差は段々大きくなっていきますが、年間配当利回り20%というのはあまり現実的ではありません。
一方、現実的な年間配当利回り5%の株の場合、21年目以降でないとケース2は有利にならず、また、有利になってもその差異は僅かです。
ということで、どうせ配当基準日近辺で株を購入するのであれば、配当落ち日よりも前に購入した方がいいというのが、今回のシミュレーションの結論です。
果たして、直近の配当を取るべきか、それとも、安い株価を取るべきか。
ということで、理論上どちらの方が投資利回りがよいのか、以下の通りシミュレーションしてみました。
ケース1:配当落ち日よりも前に購入する(直近の配当から受け取れる)
ケース2:配当落ち日以降に購入する(直近の配当は受け取れない)
株の年間配当利回り:5%、10%、20%
前提:配当落ちした結果、配当分だけ株価は下落する。その他の条件は全て一定。
結論から先に言うと、
年間配当利回りが5%の株の場合、投資して21年目以降からケース2が有利になる。
年間配当利回りが10%の株の場合、投資して11年目以降からケース2が有利となる。
年間配当利回りが20%の株の場合、投資して6年目以降からケース2が有利となる。
どちらがいいかは、最終的には個々人の判断になります。
しかし、現実的に考えれば、ケース1の「配当落ち日よりも前に購入する」方が有利と思われます。
では、実際にシミュレーション結果を見てみましょう。
尚、具体的な数字は、スペースの関係上、5%の場合だけを示します。
赤く塗った方の累計配当利回りの方が有利となります。
<年間配当利回りが5%の株の場合の累積配当利回り比較シミュレーション>
以下のグラフは、年間配当利回りがそれぞれ5%、10%、20%の株について、ケース1とケース2の累計配当利回りの差異を表しています。
その差異がプラスであればケース1が有利、マイナスであればケース2が有利となります。
<年間配当利回りが5%の株の場合>
投資してから19年目まではケース1が有利、20年目で同利回りとなり、21年目以降はケース2が有利となっています。
<年間配当利回りが10%の株の場合>
投資してから9年目まではケース1が有利、10年目で同利回りとなり、11年目以降はケース2が有利となっています。
<年間配当利回りが20%の株の場合>
投資してから4年目まではケース1が有利、5年目で同利回りとなり、6年目以降はケース2が有利となっています。
この場合、6年目以降の差は段々大きくなっていきますが、年間配当利回り20%というのはあまり現実的ではありません。
一方、現実的な年間配当利回り5%の株の場合、21年目以降でないとケース2は有利にならず、また、有利になってもその差異は僅かです。
ということで、どうせ配当基準日近辺で株を購入するのであれば、配当落ち日よりも前に購入した方がいいというのが、今回のシミュレーションの結論です。
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