2018年6月13日水曜日

ティーゲル(TGH)  TARGET COMPANY STATEMENT 発表

6月11日(月)、ティーゲル(TGH)の TARGET COMPANY STATEMENT が発表されました。

これまでの経緯は、

「ティーゲル(TGH)に買収話 私の持ち株は一体どうなるのか?」

「ティーゲル(TGH) の正式買収提案受信 To sell, or not to sell, that is the question.」

をご覧下さい。

結論から先に言うと、

「バウンティーの買収提案を受け入れた方がいいです」

というものでした。

理由としては、

1.$1.23の買収価格は適正

客観的な企業価値を割り出すと、$1.15~$1.39で、$1.23はほぼ中間値である。

2.$1.23の買収価格はプレミアムが付いている

$1.23は、発表前4月24日の株価である$0.82の50%増しであり、発表前三か月の平均株価$0.98の25.4%増しと、いずれも株主にとって有利な価格である。

3.買収の最低条件であるバウンティーによる株式取得50%は既に満たされている

6月7日時点で、バウンティーは16.3%所有しており、また45%の株式を所有しているクラリスを含めて46.1%の株式所有者が既に買収に同意しており、合計で62.4%の取得が確定している。

4. 買収がなされた後の少数株主の不確実性が増す

買収後の戦略や配当政策がどうなるか未知数である。場合によっては、今までと同等の配当が得られなくなる可能性がある。

5.買収成立後、株式の流動性が減る

大多数の株式をバウンティーが所有すると、株式市場での流動性が減って、売ろうにも売れなくなる可能性がある。

6.この買収提案がなければ株価はまた下がってしまう可能性が高い

7.その中でバウンティー以外の買収先はない

うーん、 そこまで言われると、もう私も買収提案に応じて売るしかないのかなあ。

配当が極端に減ったり、株価が思い切り下がったり、何より売れなくなったりしたら目も当てられないもんなあ。

そう思ったのですが、最後に謎めいた文言が書いてありました。

それは、、、。

この買収提案の締め切りは8月25日。

まだOversea Investment Office(海外投資局)の承認を取り付ける必要があるなど、まだ買収条件は満たされていない。

一旦買収を受け入れてしまうと、後から取り消すことはできない。

従って、、、。

早急に買収提案を受けてもメリットはない、との文言が。

これを深読みすれば、、、

早急に受け入れたりするな!

するんじゃないぞ!

ギリギリまで待って焦らしてやれ!

そうすれば、もっと買収価格を上げてくるかもしれないぞ!

そうだ、そうだ、きっとそうだ!

最後は私の願望が98%ほど入ってしまいましたが、以上をまとめると、

1.買収提案は受け入れた方がよい

2.ただし、早急に受け入れることはせずに、8月25日までもうしばらく事態を見守れ

ということになりそうです。







  

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