2018年6月6日水曜日

ティーゲル(TGH) の正式買収提案受信 To sell, or not to sell, that is the question.  

ティーゲル(TGH)の買収先であるバウンティーから、正式な提案の手紙が私のところにも送られてきました。

5月28日付けです。

その買収提案の内容は、以前に 「ティーゲル(TGH)に買収話 私の持ち株は一体どうなるのか?」で紹介したした通りです。

買収価格は、一株$1.23。

買収話が持ち上がった時点の株価である$0.82の50%増し価格です。

また、$0.041の配当支払いも認められているとのこと。

従って、実質的な買収価格は、$1.271になります。

そして、株主に与えられた猶予期間は、8月25日まで。

この買収価格を受け入れる場合は、その日までに同封されてきた受諾の通知書を提出しなければなりません。

果たしてどうするべきか。

以前にも書きましたが、IPO時に一株$1.55で購入した身としては、今回の買収価格はちょっと納得できません。

ただし、問題は、今回の買収提案を受諾しなかった場合に、保有する株式がどうなってしまうのか、全く記載がないことです。

買収が成功した場合でも、ティーゲル(TGH)という会社は存続するのか。

それともバウンティーという会社になってしまうのか。

インターネット上には有益な情報はなく、また、ただ座って悶々として考えていても、答えは出てきません。

ということで、ティーゲル(TGH) に直接メールで聞いてみることにしました。

質問は、以下の3点です。

1.バウンティーの買収が成功した場合、ティーゲル(TGH)はどうなるのか?

2.ニュージーランド株式市場には上場したままなのか?

3.買収提案を受諾しないとどうなるのか?

すると、クイーンズバースデーが明けた翌日、早速ティーゲルの担当者から丁寧な返信が届きました。

その回答内容は次の通りです。

1.買収が成功した場合にティーゲル(TGH)がどうなるかについては、バウンティーがその計画をまだ明らかにしていないので、残念ながら答えることができない。

2.バウンティーが今回の買収提案で、90%未満の株式しか取得できなかった場合には、ティーゲル(TGH)はニュージーランドの株式市場に(オーストラリアの株式市場にも)残る。

しかし、90%以上の株式を取得した場合には、強制的に残りの株式も全て取得されてしまうので、ティーゲル(TGH)はニュージーランド及びオーストラリアの株式市場から上場廃止となる。

 3.尚、6月11日(月)に買収対象会社声明(Target Company Statement)が発表されるので、その詳細と、議長から株主への対応勧告を参考にして欲しい。

以上の通り、痒いところに手が届くように、私が知りたいと思っていたことが書いてありました。

また、実は、同時に証券会社の担当者にも上記と同様な質問をしていました。

その回答によると、どうやら証券会社では今回の買収提案で90%以上の株式取得を見込んでいるようで、「提案を受けようが受けまいが最終的には同じ額を受け取って終了するだろう」とのこと。

身も蓋もない言いようです。

また、$1.23の価格は、最近のティーゲル(TGH)の業績や株価を考えるとかなりよい買収価格だといえる、とのことでした。

こうなると、あまり投資家に選択肢はなさそうに思えます。

しかし、世の中、何が起こるか分かりません。

取りあえずは、6月11日(月)の 買収対象会社声明(Target Company Statement)を待ちたいと思います。



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