話を具体的にするために、フィッシャーアンドパイケル・ヘルスケア(FPH)を例に取ります。
フィッシャーアンドパイケル・ヘルスケア(FPH)の6月14日の終値は$15.01。
2018年度の配当は、中間配当が 8.75セント、最終配当が12.5セントで、合計21.25セントです。
すると、配当利回りは、1.42%となります。
$0.2125÷$15.01=1.42%
そんなに高い配当利回りではありません。
過去5年間の配当利回りを見てもこんなものです。
因みに、この株価は、2018年度以外はフィッシャーアンドパイケル・ヘルスケア(FPH) のDRP(配当再投資)に使われた株価を使っています。
見ての通り、株価はこの5年間で約5倍になってあるので文句はありません。
配当金額も、2014年度以降順調に増えています。
しかし、配当利回りを見てみると、配当収入をあてにしている人にとってはちょっと見劣りします。
しかし、ここで見方をちょっと変えてみましょう。
私は最初の フィッシャーアンドパイケル・ヘルスケア(FPH)株を5年前に買いました。
実際の購入価格は$3.50でしたが、ここでは2013年度のDRPに使われた株価の$3.3132を使うことにします。
すると、毎年の配当利回りを計算する分母は、投資額の$3.3132になります。
するとどうでしょう。
例えば、2018年度の株価は$15.10になっていますが、実際の購入株価は$3.3132ですから、5年前に購入していれば2018年度の配当利回りは6.41%となります。
$0.2125÷$3.3132=6.41%
その他の年度の配当利回りも含めてグラフにするとこのようになります。
これがDIVIDEND GROWTH 配当の成長です。
このまま行けば、いずれ年10%超の利回りになることでしょう。
このような DIVIDEND GROWTH 配当の成長 をする株式に投資をして、後はそれを長期に保有する、これがミリオネアになるための極意といえるでしょう。
では、どうすればそんな銘柄を見つけられるのか?
過去の実績がそのまま将来も続くとは限りません。
しかし、過去の配当がどのように伸びていたか(あるいは伸びなかったか)を調べてみることは大切な一歩だといえます。
今回は、DIVIDEND GROWTH 配当の成長のお話でした。
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