2018年10月30日火曜日

ティルト・リニューアブルズ(TLT)買収派の攻勢

10月29日(月)は、延期されたティルト・リニューアブルズ(TLT)の買収受諾期限でした。

どうなったのだろうと思っていたところ、前日の28日付で買収側から株主に向けて手紙が発せられていました。

(実際に、この手紙がNZXのウェブサイトに掲載されたのは10月30日(火)の8:30で、私もそれで知りました。)

それによると、

1.買収側は既に発行株式の83%を入手した。

2.もしも買収側が90%以上を入手できない場合、買収提案を受け入れていない株主は少数株主となり、流動性が更に減った状況で、今後買収価格水準では売却できなくなる可能性がある。

3.世界的に株式市場が下落し、10月初めからニュージーランド株式市場のベンチマークも▲8.1%下落する中、買収価格の$2.30は魅力的である。

4.株主がこの状況を熟慮して判断できるように、受諾期限を11月13日(火)まで延期する。

とのことです。

受諾期限の再延期です。

今まで反対派の主張に賛同して受諾しなかった私ですが、今回の買収側の論理はすんなりと入って来てしまいました。

株式入手が83%まで達していたというのも驚きですが、それよりも現在の株式市場の状況下において、下落前に発表された買収価格に魅力を感じてしまったのです。

こんな考え方がいいかどうかわかりませんが、現在の買収価格もベンチマークと同様に▲8.1%下落した価格と考えると、元々の買収価格は$2.50だったと考えられなくもありません。

$2.30÷(1-0.081)=$2.50

反対派が主張していた価値である$2.56~$3.01の下限に近づきます。

さて、どうしたもんでしょうか。

11月13日までもう少し状況を見守りたいと思いますが、受諾すれば売却代金は一週間以内に入金されるので、決断は早いに越したことはありません。

どうする、ミスターミリオネア(まだなっていませんが)?

ここまで来たので、とりあえず反対派からの反論を待ってみましょうか。












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