10月29日(月)は、延期されたティルト・リニューアブルズ(TLT)の買収受諾期限でした。
どうなったのだろうと思っていたところ、前日の28日付で買収側から株主に向けて手紙が発せられていました。
(実際に、この手紙がNZXのウェブサイトに掲載されたのは10月30日(火)の8:30で、私もそれで知りました。)
それによると、
1.買収側は既に発行株式の83%を入手した。
2.もしも買収側が90%以上を入手できない場合、買収提案を受け入れていない株主は少数株主となり、流動性が更に減った状況で、今後買収価格水準では売却できなくなる可能性がある。
3.世界的に株式市場が下落し、10月初めからニュージーランド株式市場のベンチマークも▲8.1%下落する中、買収価格の$2.30は魅力的である。
4.株主がこの状況を熟慮して判断できるように、受諾期限を11月13日(火)まで延期する。
とのことです。
受諾期限の再延期です。
今まで反対派の主張に賛同して受諾しなかった私ですが、今回の買収側の論理はすんなりと入って来てしまいました。
株式入手が83%まで達していたというのも驚きですが、それよりも現在の株式市場の状況下において、下落前に発表された買収価格に魅力を感じてしまったのです。
こんな考え方がいいかどうかわかりませんが、現在の買収価格もベンチマークと同様に▲8.1%下落した価格と考えると、元々の買収価格は$2.50だったと考えられなくもありません。
$2.30÷(1-0.081)=$2.50
反対派が主張していた価値である$2.56~$3.01の下限に近づきます。
さて、どうしたもんでしょうか。
11月13日までもう少し状況を見守りたいと思いますが、受諾すれば売却代金は一週間以内に入金されるので、決断は早いに越したことはありません。
どうする、ミスターミリオネア(まだなっていませんが)?
ここまで来たので、とりあえず反対派からの反論を待ってみましょうか。
ニュージーランド株を中心にオーストラリア株、アメリカ株への投資を通じてミリオネアをめざしています。ポートフォリオは現金・預金・債券:株式=50:50で、インカムを確保しつつ成長を狙っています。基本的に株式は長期に保有し、配当再投資制度をフルに活用しています。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
アーゴシー・プロパティー(ARG) 2019年度決算発表 増収増益
アーゴシー・プロパティー(ARG) が、2019年度の決算を発表しました。 嬉しい増収増益です。 2018年度 2019年度 増減 % 売上(賃貸収入)(百万ドル) $101.0 $102.5 +$1.5 +1% 純利益(百万ドル) $98.2 $133...
-
like-for-like とは、既存(店、施設、物件)ベースで、という意味です。 LFLと略す場合もあります。 (例)like-for-like growth of 5.5% = 既存店ベースでの5.5%の売上増 LFL sales = 既存店ベース売上 ...
-
前回の 「 配当通知書の見方 はじめに」 の続きです。 さて、配当通知書に出てくる IMPUTATION CREDIT とは、一体どんなクレジットで、日本語では何というのでしょうか。 そう思った方は、グーグルで 「IMPUTATION CREDIT 日本語」と検索してみて...
-
ニュージーランドで株式投資を始めるには、まず証券会社に口座を開かなければなりません。 え、でも英語ででしょ? という方、大丈夫です。 頑張って下さい。 証券会社は、大きく分けるとフルサービスの証券会社と、オンラインの証券会社に分けることができます。 フルサービスの...
0 件のコメント:
コメントを投稿