2018年10月22日月曜日

ニュージーランドの電力会社 熾烈な価格競争

我が家の電力はコンタクト・エナジー(CEN)と契約しています。

現在の2年契約がこの10月末で切れるということで、契約更新のお知らせが来ました。

こんなオファーです。



















ニュージーランドでは電力販売は自由化されており、消費者が自由に電力販売会社を選ぶことができます。

従って、価格競争も熾烈です。

消費者の立場としては電力料金が安くなるので大歓迎ですが、電力会社の株主としては儲けが減るのではないかと、否、電力の安定供給に支障が出るのではないかと、気になるところです。

電力料金の比較サイトも、以前はひとつでしたが、今では複数あります。

例えば、

consumer. powerswitch

switch me

などです。

住所やICP(Installation Connection Point)番号など、請求書に書かれているデータを入力すると、最も有利な会社のプランを教えてくれるのでとても便利です。

因みに、私は、5大電力会社(発電も販売も手掛けている)である、

CEN=コンタクト・エナジー

GNE=ジェネシス・エナジー

MYC=マーキュリー・エナジー

MEL=メリディアン・エナジー

TPW=トラストパワー

の株主なので、多少の違いであれば、この5社の中から最も有利な会社を選ぶことにしています。

比較サイトで調べてみたところ、我が家の電力使用量では引き続きコンタクト・エナジー(CEN) が最も有利でした。

また、ちょうどその頃、NOVAという電力販売会社の勧誘員が家に来て試算してくれましたが、勧誘員さんはとてもいい人だったものの、コンタクト・エナジー(CEN) の勝ちでした。

そして、そのコンタクト・エナジー(CEN)が、更に有利な条件を提示してきたのが、冒頭のオファーです。

1.電力料金の22%引き+ガソリン給油代のリッター30セント引き(1回50リットルまで)

2.電力料金の24%引き

どちらが良いか考えてみました。

ひと月50リットル給油のガソリン値引き額は、$0.30x50リットル=$15/月。

$15/月を値引き額の差(24%-22%)である2%で割ると$750/月。

ひと月当たりの電力料金が750ドル以上であれば、2.電力料金の24%引きが有利になります。

しかし、我が家はそんなに使わないので、1.を選択しました。

日本でも最近電力の自由化がなされ、うちの実家も、東京電力から東京ガスに替えて料金が若干や安くなりました。

いいことです。

しかし、東京ガスは電力供給でどんな役割を果たしているのでしょうか。

どうも供給は電力会社におんぶに抱っこで、他人の褌で相撲を取っているような気がしてなりません。

東京ガスに限らず、電力会社以外の電力販売会社は、北海道で起きたような停電が首都圏で起きた時に一体何をしてくれるのか。

まさか、コープさっぽろのように訴訟を起こそうかなどと無責任な対応をされては困ります。

自由化で電力料金が安くなることはいいことです。

しかし、くれぐれも安定供給などに支障がないようにしてもらいたいと思います。

常識破りに安いかわりに腐ったユッケや、安かろ危なかろのスキーバスツアーでは困るのです。

すっかり話が横道にそれてしまいましたが、今回はニュージーランドにおける電力会社の熾烈な価格競争のお話でした。










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