2019年2月8日金曜日

コモンウェルス・オーストラリア銀行(CBA) 2019年度上期決算発表


コモンウェルス・オーストラリア銀行(CBA) が、2月6日に、2019年度上期の決算を発表した。

現金ベースの結果は以下の通り。

現金ベース2018H12019H1増減伸び率
現金利息収入 (百万A$)(NET)$9,257$9,134-$123-1.3%
現金その他収入 (百万A$)$3,386$3,274-$112-3.3%
現金営業収入合計 (百万A$)$12,643$12,408-$235-1.9%
営業利益 (百万A$)$6,597$6,545-$52-0.8%
現金ベース純利益 (百万A$)$4,598$4,676$781.7%
現金ベース1株当たり利益(Aセント)264.3265.20.90.3%

前年同期比で、営業収入合計は▲1.9%、営業利益▲0.8%。

純利益では+1.7%の増益。

ただし、この数字は、分離した生命保険事業を除いた数字で、除かなければ、▲2.1%の減益。

不甲斐ない結果の原因のひとつが、利息マージンの低下。

ROEも下がっている。

2018H12019H1増減伸び率
利息マージン2.16%2.10%-0.06%-2.8%
ROE14.20%13.80%-0.40%-2.8%

その代わり、自己資本比率は、盤石。

自己資本比率2018H12019H1増減

普通株式等 Tier1 (CET1)10.4%10.8%0.4%
その他 Tier 1 (AT1)1.9%2.1%0.2%
Tier1 合計12.3%12.9%0.6%
Tier 22.4%2.9%0.5%
Tier1+Tier2 合計14.7%15.8%1.1%

国際比較ベースでもOK。

国際比較ベースCET116.3%16.5%0.2%

とりあえず配当はA$2.00と据え置き。

これからもまだしばらくは、オーストラリアの銀行業界にとって厳しい日々が続くと思われるが、どのように頑張って行くのか見守っていくことにする。

2019年2月7日木曜日

アルファベット(GOOG)2018年度第4四半期&通年の決算発表 


2月4日に、アルファベット(GOOG)が、2018年度第4四半期と通年の決算を発表した。

まずは、2018年度第4四半期の結果から。

2017Q42018Q4増 減
売上 (百万US$)$32,323$39,276$6,95322%
営業利益 (百万US$)$7,664$8,203$5397%
純利益 (百万US$)-$3,020$8,948$11,968-
1株当たり利益(US$)-$4.35$12.77$17.12-

前年同期比で、売上+22%、営業利益+7%。

前年同期の純利益は、海外子会社の累積利益等に対して9,900百万USドルが課税された特殊要因の結果マイナスであった。

単純にこの特殊要因の追加課税がなかったとすれば、前年同期の純利益は6,880百万USドルで、それと比べると+30%の伸び。

次に、2018年度通年の結果。

2017FY2018FY増 減
売上 (百万US$)$110,855$136,819$25,96423%
営業利益 (百万US$)$26,146$26,321$1751%
純利益 (百万US$)$12,662$30,736$18,074143%
1株当たり利益(US$)$18.00$43.70$25.70143%

前年度比で、売上+23%、営業利益+1%、純利益と1株当たり利益+143%(2.4倍)。

立派な増収増益。

しかし、ご多分に漏れず、決算発表後の時間外取引では株価は下落。

2月4日終値 US$1,132.80 前日比+US$22.05(+1.99%)

発表後の時間外 US$1,101.10 終値比▲US$31.70(▲2.80%)

何故?

営業マージンが前年同期の24%から21%に低下したことが嫌気されたらしい。

デジタル広告の世界にもアマゾンが台頭してきていて、広告料にプレッシャーがかかってきているとのこと。

しかし、心配することはない。

グーグルのない世界はもはや考えられない。

そして、自動運転やクラウドビジネスなど、未来は明るいのである。





2019年2月6日水曜日

オーストラリア銀行業界に関する王立委員会報告を受けて銀行株急騰


オーストラリアの銀行業界は、このところ逆風に見舞われている。

オーストラリア政府による自己資本規制強化の動き。

そして、不誠実な銀行業務に対する王立委員会による調査。

その調査報告がなされた際には、

「ああ、また保有銀行の株価は下がるんだろうなあ。嫌だなあ」

と思っていた。

しかし、蓋を開けてみれば、嬉しい驚きが待っていた。

爆上げしていたのである。

2月5日の終値。

ANZ銀行 NZ$28.34 前日比+NZ$2.04(+7.76%)

ウェストパック銀行 NZ$28.08 前日比+NZ$2.03(+7.79%)

コモンウェルス銀行 A$73.60 前日比+A$3.30(+4.69%)

何故だ?

尤もらしい理由には、調査報告を受けた今後の方向性に過激なものがなかったことが挙げられていた。

ただ単に法令順守が求められただけ。

そして、報告が出たことで、不確実性が払拭されたと認識されたようだ。

今後は、報告で求められた「法令順守」(これが結論?!)によって、銀行業界の成長や利益は低くなるかもしれない。

また、この報告によって、様々な具体的なことが決められていくだろう。

しかし、とりあえず、「ああ、これでひと段落」。

そんな声が、株価の高騰から聞こえて来た気がする。


2019年2月1日金曜日

アマゾン(AMZN)2018年度第4四半期&通年の決算発表 

アマゾン(AMZN)の2018年度第4四半期と2018年度通年の決算発表があった。

まずは第4四半期の結果から。

2017Q42018Q4増 減
売上 (百万US$)$60,453$72,383$11,93020%
営業利益 (百万US$)$2,127$3,786$1,65978%
純利益 (百万US$)$1,856$3,027$1,17163%
1株当たり利益(US$)$3.75$6.04$2.2961%

前年同期比で、売上+20%、営業利益+78%、純利益+63%、1株当たり利益+61%。

素晴らしい。

次に通年の結果。

2017FY2018FY増 減
売上 (百万US$)$177,866$232,887$55,02131%
営業利益 (百万US$)$4,106$12,421$8,315203%
純利益 (百万US$)$3,033$10,073$7,040232%
1株当たり利益(US$)$6.15$20.14$13.99227%

前年度比で、売上+31%、営業利益+203%(3倍)、純利益+232%(3倍強)、1株当たり利益+227%(これまた3倍強)。

堂々の増収増益。

第4四半期のセグメント別売上はどうか。

売上内訳2017Q42018Q4増 減
北米$37,302$44,124$6,82218%
北米以外$18,038$20,829$2,79115%
AWS$5,113$7,430$2,31745%
合計$60,453$72,383$11,93020%

前年同期比、北米+18%、北米以外+15%も凄いが、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス=クラウド)の+45%が更に凄い。

第4四半期のセグメント別営業利益は次の通り。

営業利益内訳2017Q42018Q4増 減
北米$1,692$2,251$55933%
北米以外-$919-$642$277
AWS$1,354$2,177$82361%
合計$2,127$3,786$1,65978%

前年同期比、北米+33%、北米以外は赤字だが277百万USドルの改善、そしてAWS(アマゾン・ウェブ・サービス=クラウド)は+61%。

第4四半期のセグメント別売上・営業利益の構成比を見てみると、、、

セグメント売上構成比営業利益構成比
北米$44,12461%$2,25159%
北米以外$20,82929%-$642-17%
AWS$7,43010%$2,17758%
合計$72,383100%$3,786100%

AWSは、売上の10%で、営業利益の58%を稼いでいることが分かる。

成長も、利益率も凄い。

次に、2018年度通年のセグメント別売上を見てみよう。

売上内訳2017FY2018FY増 減
北米$106,110$141,366$35,25633%
北米以外$54,297$65,866$11,56921%
AWS$17,459$25,655$8,19647%
合計$177,866$232,887$55,02131%

前年同期比で、北米+33%、北米以外+21%、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス=クラウド)+47%。

そして、2018年度通年のセグメント別営業利益。

営業利益内訳2017FY2018FY増 減
北米$2,837$7,267$4,430156%
北米以外-$3,062-$2,142$920
AWS$4,331$7,296$2,96568%
合計$4,106$12,421$8,315203%

前年同期比、北米+156%(2.5倍)、北米以外は赤字だが920百万USドルの改善、そしてAWS(アマゾン・ウェブ・サービス=クラウド)は+68%である。

最後に、2018年度通年のセグメント別売上・営業利益の構成比を見てみる。

セグメント売上構成比営業利益構成比
北米$141,36661%$7,26759%
北米以外$65,86628%-$2,142-17%
AWS$25,65511%$7,29659%
合計$232,887100%$12,421100%

2018年度第4四半期と同様に、AWSは、売上の11%で、営業利益の59%を稼ぎ出している。

さて、この結果を受けて、株価の反応は?

発表前の1月31日の終値は、US$1,718.73 前日比+US$48.30(+2.89%)。

そして、発表後の時間外の株価は、US$1,635.00 終値比▲US$83.73(▲4.87%)。

何と発表後には下がっているのである。

不可思議。

曰く、市場関係者は、2019年度第1四半期の見通しが気に入らないらしい。

売上見込み 56,000百万USドル~60,000百万USドル(前年同期比+10%~+18%)

営業利益見込み 2,300百万USドル~3,300百万USドル(前年同期比+21%~+74%)

尚、私は、十分に気に入っている。







アーゴシー・プロパティー(ARG) 2019年度決算発表 増収増益

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