この会社の株価は、8月23日の株主総会で2019年度の見込みを上方修正して以来、8月30日には$16.40まで上昇していました。
(⇒ 「フィッシャー&パイケル・ヘルスケア(FPH) が2019年度見込みを上方修正」 参照)
ところが、8月31日の$16.39から、9月3日には$15.75、9月4日には$15.62と、2日間で-$0.77(-4.7%)の下落です。
一体、何が起きたのでしょうか。
原因は、9月3日の発表です。
ライバル社のレズメッドから出されたアメリカでの特許侵害訴訟と、それに伴う裁判費用による純利益見込みの下方修正が発表されていました。
レズメッドとは、2016年8月から、お互いに閉塞性睡眠時無呼吸治療器具の特許侵害で訴訟を起こしていました。
それが一旦、2017年5月にレズメッドによって取り下げられていたのですが、この9月1日に同製品の特許侵害で再度訴訟を起こしてきたとのことです。
その結果、8月の株主総会で$215百万ドルに上方修正されていた純利益の見込みが、$205百万ドル~$210百万ドルと下方修正されました。
それが、今回の株価下落の原因です。
しかし、経営陣は、他社の知的財産権は十分に尊重しており、勝訴の自信があると言っています。
また、ある証券会社によると、たとえ敗訴してアメリカで輸入が禁止されたとしても、その時には新製品が投入されていて影響は軽微だろうとのこと。
ということで、いずれまた株価は回復するのではないかと期待しています。
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