ティルト・リニューアブルズ(TLT)には、8月15日に買収提案が持ち上がっていました。
⇒ 「ティルト・リニューアブルズ(TLT)の買収話が発表されました」 参照
買収価格は一株当たり$2.30。
買収提案会社は、現在でも既に大株主で、51.04%を所有するインフラティル(IFT)と、19.99%を所有するマーキュリー・エナジー(MCY)のジョイントヴェンチャー(JV)です。
普通であれば、もうその買収を見越して株価も$2.30に張り付いているはずです。
ところが、今日の終値を見てみると、買収価格を上回る$2.31になっているではありませんか。
一体何が起きているのか?
慌てて、ティルト・リニューアブルズ(TLT)の発表を見てみました。
すると!
「ティルト・リニューアブルズ(TLT)の社外取締役が$2.30買収提案を拒否!」の文字が飛び込んできました。
そして、株主にこの買収提案の拒否を推奨していました。
「こんな価格、不十分だし、不公正!」
「シンプルに安すぎ!」
そんな言葉が散りばめられていて、ティーゲル(TGH)の時とは明らかに様子が異なります。
曰く、買収価格の$2.30では、現在の稼動資産の価値も、将来の力強いプロジェクトの価値も、正しく認識されていない、とのこと。
心強いお言葉です。
そして、2週間以内に株主に対して TARGET COMPANY STATEMENT を提供してくれるとのことです。
果たして、買収価格はいくらまで上がっていくのか?
インフラティル(IFT)とマーキュリー・エナジー(MCY)には、是非この会社の戦略的な価値を見直してもらいたいものです。
さあ、面白くなってきたぞ。
続報を、乞うご期待!
ニュージーランド株を中心にオーストラリア株、アメリカ株への投資を通じてミリオネアをめざしています。ポートフォリオは現金・預金・債券:株式=50:50で、インカムを確保しつつ成長を狙っています。基本的に株式は長期に保有し、配当再投資制度をフルに活用しています。
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