2018年9月14日金曜日

最近の新発債券の利率はちょっと低すぎ?

証券会社から新発債券の案内メールが来ました。

発行するのは、サマーセット・グループ(SUM)という老人ケアの会社で、

期間は7年。

利率は、7年スワップ金利+マージンで、最低4.15%とのことです。

私としては、ちょうど債券を買いたいと思っていたところでした。

しかし、問題は利率です。

1.世界的に低金利。

2.ニュージーランドの政策金利は2020年まで据置きが予想されている。

3.更に、最近償還された大型債券の借換えがなく、資金がダブついている。

以上を考えると低い利率も仕方ないようにも思いますが、

しかし、感覚的には、7年満期で4.15%とはちょっと低すぎる感じがします。

ここで、比較対象になるのが、銀行の定期預金金利です。

金利が市中銀行よりも高い、オンライン銀行であるラボバンクの5年定期金利を見てみましょう。

利息年1回払いの利率は4.20%。

利息毎月払い(年12回払い)の利率は4.12%です。

銀行の定期預金は中途換金のペナルティーが大きいのに対し、債券であれば満期前であっても売却可能であるというメリットはありますが、

それにしても低すぎます。

利息年1回払いの場合、言うまでもなく銀行金利が債券金利を上回っています。

利息毎月払い(年12回払い)の場合でも、単純に計算すると、4.12%で5年運用した後、4.225%で2年運用すれば、4.15%で7年運用したのと同じ結果になります。

5年後であれば、4.225%より高くなっている可能性がかなり高いでしょう。

ということで、今回の新発債券への投資は見送ることにしたいと思います。

では、実際にはどうするのか?

定期預金が有力ですが、さて期間はどうするのか?

とりあえず宿題です。








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