2018年9月1日土曜日

コーラス(CNU)2018年度決算発表 減収減益なのに株価上昇とはこれいかに

コーラス(CNU)は、元テレコム・ニュージーランドのインフラ部門で、分離後、2011年12月に上場されたテレコミュニケーション設備事業者です。

そのコーラス(CNU)の2018年度決算が8月27日に発表されました。

減収減益です。
       
2017年度2018年度増減2019年度(見込み)
売上$1,040$990-$50
営業利益$652$653$1$625 - $645
純利益$113$85-$28
一株当たり利益$0.23$0.16-$0.07
配当$0.21$0.22$0.01$0.23

売上は、前年度比-50百万ドルの990百万ドル。

純利益も、前年度比-28百万ドルの85百万ドル。

そして一株当たり利益も、前年度比-0.07ドルの0.16ドル。

通常、このような決算発表の後では、株価は下がるものです。

ところが、、、。



発表前に$4.41だった株価は、$4.62と、+$0.21(+4.8%)も上昇しました。

何故でしょう。

キャッシュフローが改善された訳ではありません。

キャッシュフロー2017年度2018年度増減
営業キャッシュフロー$524$508-$16
投資キャッシュフロー-$642-$770-$128
財務キャッシュフロー$186$142-$44
ネットキャッシュフロー$68-$120-$188

発表されたデータから言えるのは、来年度の配当が1セント上がる見込みぐらいです。

来年度の営業利益見込みは、前年度、今年度ともに下回っています。

光ファイバー回線工事など業績に影響する動きがあれば、何か発表があるはずですがそれもありません。

発表としては、29日に1万株取得の動きが2件、31日に5千株取得の動きが1件あったというものだけです。

個人投資家の知らないところで、何かが起きているのでしょうか。

こういうのはあまり気持ちの良いものではありません。

しかし、ただ気持ち悪がっている訳にもいきません。

しばらくアンテナを張っておきましょう。






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