2019年5月23日木曜日

アーゴシー・プロパティー(ARG) 2019年度決算発表 増収増益



アーゴシー・プロパティー(ARG) が、2019年度の決算を発表しました。

嬉しい増収増益です。

2018年度2019年度増減
売上(賃貸収入)(百万ドル)$101.0$102.5+$1.5+1%
純利益(百万ドル)$98.2$133.7+$35.5+36%
一株利益(セント)11.9016.16+4.26+36%
一株分配可能利益(セント)6.626.94+0.32+5%
総資産(百万ドル)$1,544.8$1,675.1+$130.3+8%
配当(セント)$6.20$6.28+$0.08+1%

売上(家賃収入)は、前年比+1%の堅実な伸び。

純利益、一株利益は、どちらも+36%の伸びとなりました。

ただし、この利益には保有不動産の評価益増が含まれており、それを除いた分配可能利益は+5%の伸びです。

第4四半期の配当は、6月26日に、1.5875セントが支払われます。

2019年度合計では、合計6.275セント。

2020年度も、同様の年6.275セントを見込んでいるとのことです。

今日(5月23日)の終値が$1.35ですから、年利回りは4.65%。

因みに、私のこの株の平均取得額は$1.011なので、年利回りは6.21%となります。

低金利の時代には嬉しい利回りです。






2019年5月20日月曜日

オーストラリア4大銀行株 保守連合逆転勝利で急騰



5月18日(土)にオーストラリア総選挙がありました。

選挙前は、労働党が有利との予想でしたが、蓋を開けてみると、保守連合(自由党、国民党)が奇跡の逆転勝利となりました。

モリソン首相の続投です。

ああ、そうなんだ、、、。

半ば他人事のように思っていました。

ところが、他人事どころか立派な「自分事」だったのです。

この選挙結果を受けて、本日オーストラリアの銀行株が文字通り急騰しました。

5月20日終値前日比
ANZ$27.72+$1.87+7.23%
CBA$77.45+$4.62+6.34%
NAB$25.80+$1.88+7.86%
WBC$27.60+$2.19+8.62%

何しろ、前日比で、ANZ銀行が+7.23%、コモンウェルス・オーストラリア銀行が+6.34%、ナショナル・オーストラリア銀行が+7.86%、そしてウェストパック銀行が+8.62%の上昇です。

繰り返しますが、選挙前の下馬評では労働党が有利でした。

そして、労働党政権下では銀行業界に対してより厳しい政策が実施されるだろうとの予想がなされていました。

より厳しい銀行税、王立委員会の提言の実施などです。

当然、株価にも織り込まれていました。

それがこの奇跡の逆転勝利によって、一気に巻き返された結果です。

このところ、悪い話しか聞かなかったオーストラリアの銀行業界でしたが、久々の朗報でした。

それにしても、政治がこんなに身近に感じられるとは!

投資で世界が広がります。








2019年5月17日金曜日

エヌビディア(NVDA) 2020年度第1四半期決算発表 大幅減収減益



エヌビディア(NVDA)が、2020年度第1四半期(2019年2月~4月)の決算を発表しました。

下表の通り、GAAP、Non-GAAP共に、大幅な減収減益でした。

GAAP2019Q12020Q1増 減
売上 (百万US$)$3,207$2,220-$987-31%
営業利益 (百万US$)$1,295$358-$937-72%
純利益 (百万US$)$1,244$394-$850-68%
1株当たり利益(US$)$1.98$0.64-$1.34-68%
売上総利益率64.5%58.4%


Non-GAAP2019Q12020Q1増 減
売上 (百万US$)$3,207$2,220-$987-31%
営業利益 (百万US$)$1,428$557-$871-61%
純利益 (百万US$)$1,285$543-$742-58%
1株当たり利益(US$)$2.05$0.88-$1.17-57%
売上総利益率64.7%59.0%

現在の状況を視覚的に理解するために、過去2年(8四半期)の売上の推移を見てみましょう。

2018年度第2四半期から2019年度第1四半期の4四半期は、飛ぶ鳥を落とす勢いで売上が伸びていました。

その後2半期はほぼ横の推移。

そして、前期の2019年度第4四半期で、ガクッと落ちたことが分かります。

その時の要因としては、次の2点が挙げられていました。

1.仮想通貨関連需要の停滞による過剰中間在庫

2.酷いエンドマーケット需要

今期の状況も基本的には変わっていないようです。

部門別の売上を見てみましょう。

部門2019Q12020Q1増 減
ゲーム$1,723$1,055-$668-39%
専門可視化$251$266+$15+6%
データセンター$701$634-$67-10%
自動車$145$166+$21+14%
OEMその他$387$99-$288-74%
売上合計$3,207$2,220-$987-31%

ゲーム部門は、ニンテンドースイッチのプロセッサー売上の減少などで、▲39%の減少。

データセンターは、ユーザーの買い控えなどで▲10%。

OEMその他部門も、仮想通貨関連需要の激減で▲74%となっています。

一方で、このような状況の中でも、専門可視化部門は+6%、自動車部門も+14%の売上増と貢献しています。

自動運転では、トヨタ、フォルクスワーゲン、メルセデスベンツ、アウディーなどと共同開発しています。

そして、ロボタクシー(無人運転タクシー)関連では、2020年度、21年度には売上増が見込まれ、レベル2+の自動運転関連でも2021年度、22年度には売上増が期待できるとのとこ。

そう考えると、明るい未来が見えてきそうです。

ということで、いつもはあまり見ていないのですが、今四半期の決算を前四半期決算と比べてみたいと思います。

Non-GAAP2019Q42020Q1増 減
売上 (百万US$)$2,205$2,220+$15+1%
営業利益 (百万US$)$479$557+$78+16%
純利益 (百万US$)$496$543+$47+9%
1株当たり利益(US$)$0.80$0.88+$0.08+10%
売上総利益率56.0%59.0%

すると、どうでしょう。

売上、営業利益、純利益、1株当たり利益、売上総利益率、全てがプラスとなっています。

もう改善は始まっているのです。

因みに、決算発表後の時間外取引では、株価は+2.00%(+US$3.20)増のUS$163.39に上昇しています。

売上や1株当たり利益が、市場予想を上回ったからだそうです。

この会社は、長い目で見ていきましょう。








アーゴシー・プロパティー(ARG) 2019年度決算発表 増収増益

アーゴシー・プロパティー(ARG) が、2019年度の決算を発表しました。 嬉しい増収増益です。 2018年度 2019年度 増減 % 売上(賃貸収入)(百万ドル) $101.0 $102.5 +$1.5 +1% 純利益(百万ドル) $98.2 $133...