2018年8月22日水曜日

リバランス 言うは易く行うは難し

ティーゲル(TGH)の買収受入れの提出期日も今週末に迫り、私も遂に年貢を納めて受諾書類を送付しました。

何かが起きるのではないかと提出を遅らせて、ささやかな抵抗をしていた私ですが、結局神風が吹くことはありませんでした。

(ティーゲル(TGH)の買収については、「ティーゲル(TGH)  TARGET COMPANY STATEMENT 発表」 をご覧下さい。)

これからはサッと頭を切り替えなければいけません。

次の課題は、この売却した資金の運用先です。

現在の私の金融資産は、最近の株式価格の上昇により、株式:債券+定期預金の割合が53:47と、株式の割合が目標の50:50よりも高くなっています。

リバランスの考え方からすると、この売却資金は、株式ではなく債券または定期預金に投資すべきということになります。

そうすることによって、値上がりしたアセットの利益確定ができ(実際にはティーゲル(TGH)単独では損失ですが)、価格変動のリスクを目標まで戻すことができるからです。

しかし。

言うは易く行うは難し。

現在のANZ銀行の5年定期預金の金利は4.00%です。

ティーゲル(TGH)のグロスの利回りが9.28%だったことを考えると半分以下でかなり物足りません。

理想的な世界であれば、株式価格が上がっている時には、債券価格が下がっていて買い時のはずですが、実際にはそうではないのです。

すると、ついついディフェンシブ株である電力株や不動産投資信託ならいいかな?などと考えてしまいます。

例えば、電力株のメリディアン・エナジー(MEL)であれば、グロスの利回りが7.317%。

不動産投資信託のアーゴシー・プロパティー(ARG)で、6.957%あるからです。

でもなあ。

欲をかくとよくないというしなあ。

参考まで、証券会社の推奨アセット・アロケーションを見てみました。

すると、現金と債券の割合を増やして、株式と不動産投資信託の割合を減らせとなっています。

確かに、世界経済も、米中の貿易戦争やトルコ問題など、火種を抱えてきな臭くなってきています。

株式市場もいつ影響を受けて下落するか分かりません。

金利だってこれからは上がって、不動産投資信託には不利です。

おい!

色々うだうだ言っているけど、結局お前はどうするのかって?

はっきり言って、自分でもまだ決めかねているのです。

理性的な自分は、素直にリバランスして、定期預金にしろと言っています。

しかし、もう1人の自分は、現在のそんな低利回りなんか止めて株式投資しろとまだ言っているのです。

幸い、まだティーゲル(TGH)の売却資金は入ってきていません。

ということで、もう少し考えたいと思います。

所謂、結論の先送りってやつです。

リバランス。

本当に、言うは易く行うは難し、です。














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