2018年8月13日月曜日

ニュージーランド政策金利据置き 低金利が長引く見込みでNZドルは下落 2018年8月

ニュージーランドの政策金利(OCR)が、1.75%で据置きされました。

市場の予想通りです。

しかし、そのステートメントにサプライズがありました。

今まで、この低金利は来年半ばまで続くと見られていました。

それが、再来年の2020年まで続くだろう、とコメントされたのです。

更に、次の金利の方向は利上げだと思われていましたが、それも利上げもありえれば、利下げもありえるとのこと。

一方で、経済が好調なアメリカの政策金利は、今年中であと2回利上げが予想されています。

すると、どうなるか。

対アメリカドルに対する、ニュージーランドドルの下落です。

今回の発表で、0.66まで下落しました。

2年4ヶ月ぶりの安値とのこと。

これを書いている8月13日現在では、0.6580です。

ある証券会社は、アメリカの利上げと共に、もう少しNZドル安は進むだろうと予測しています。

この傾向が続くとすれば、輸出関連企業が恩恵を受けます。

フィッシャーアンドパイケル・ヘルスケア(FPH)の収益が期待できそうです。

また、アメリカ企業からのアメリカドルの配当も、ニュージーランドドル・ベースで恩恵を受けられます。

アマゾン(AMZN)、フェイスブック(FB)、アルファベット(GOOG)は無配なので評価益だけですが、ウェルズファーゴ(WFC)、サザンカンパニー(SO)、スターバックス(SBUX)、エヌヴィディア(NVDA)の配当が楽しみです。

分散投資の重要性が改めて分かります。

このように、どのような経済動向の変化も、味方とすることができるからです。





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