ニュージーランドの政策金利(OCR)が、1.75%で据置きされました。
市場の予想通りです。
しかし、そのステートメントにサプライズがありました。
今まで、この低金利は来年半ばまで続くと見られていました。
それが、再来年の2020年まで続くだろう、とコメントされたのです。
更に、次の金利の方向は利上げだと思われていましたが、それも利上げもありえれば、利下げもありえるとのこと。
一方で、経済が好調なアメリカの政策金利は、今年中であと2回利上げが予想されています。
すると、どうなるか。
対アメリカドルに対する、ニュージーランドドルの下落です。
今回の発表で、0.66まで下落しました。
2年4ヶ月ぶりの安値とのこと。
これを書いている8月13日現在では、0.6580です。
ある証券会社は、アメリカの利上げと共に、もう少しNZドル安は進むだろうと予測しています。
この傾向が続くとすれば、輸出関連企業が恩恵を受けます。
フィッシャーアンドパイケル・ヘルスケア(FPH)の収益が期待できそうです。
また、アメリカ企業からのアメリカドルの配当も、ニュージーランドドル・ベースで恩恵を受けられます。
アマゾン(AMZN)、フェイスブック(FB)、アルファベット(GOOG)は無配なので評価益だけですが、ウェルズファーゴ(WFC)、サザンカンパニー(SO)、スターバックス(SBUX)、エヌヴィディア(NVDA)の配当が楽しみです。
分散投資の重要性が改めて分かります。
このように、どのような経済動向の変化も、味方とすることができるからです。
ニュージーランド株を中心にオーストラリア株、アメリカ株への投資を通じてミリオネアをめざしています。ポートフォリオは現金・預金・債券:株式=50:50で、インカムを確保しつつ成長を狙っています。基本的に株式は長期に保有し、配当再投資制度をフルに活用しています。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
アーゴシー・プロパティー(ARG) 2019年度決算発表 増収増益
アーゴシー・プロパティー(ARG) が、2019年度の決算を発表しました。 嬉しい増収増益です。 2018年度 2019年度 増減 % 売上(賃貸収入)(百万ドル) $101.0 $102.5 +$1.5 +1% 純利益(百万ドル) $98.2 $133...
-
like-for-like とは、既存(店、施設、物件)ベースで、という意味です。 LFLと略す場合もあります。 (例)like-for-like growth of 5.5% = 既存店ベースでの5.5%の売上増 LFL sales = 既存店ベース売上 ...
-
前回の 「 配当通知書の見方 はじめに」 の続きです。 さて、配当通知書に出てくる IMPUTATION CREDIT とは、一体どんなクレジットで、日本語では何というのでしょうか。 そう思った方は、グーグルで 「IMPUTATION CREDIT 日本語」と検索してみて...
-
ニュージーランドで株式投資を始めるには、まず証券会社に口座を開かなければなりません。 え、でも英語ででしょ? という方、大丈夫です。 頑張って下さい。 証券会社は、大きく分けるとフルサービスの証券会社と、オンラインの証券会社に分けることができます。 フルサービスの...
0 件のコメント:
コメントを投稿