2018年8月17日金曜日

エヌビディア(NVDA) 2019年度第2四半期決算発表 超増収増益再び それでも株価は下落

エヌビディア(NVDA=NVIDIA)が、2019年度第2四半期(2018年5月-7月)の決算を発表しました。

前四半期に続いて、またしても超のつく増収増益でした。

決算発表のホームページで掲げられていたハイライトは以下の3点です。

1.全ての部門で過去最高の売上となった!

2.総売上は31億2千万ドルで、前年同期比+40%!

3.一株利益は、前年同期比+91%の$1.76となった!

2018Q22019Q2増 減
売上$2,230$3,123$89340%
営業利益$688$1,157$46968%
純利益$583$1,101$51889%
一株利益$0.92$1.76$0.8491%

そして、部門別の売上は以下の通りです。

2018Q22019Q2増 減
ゲーム$1,186$1,805$61952%
専門可視化$235$281$4620%
データセンター$416$760$34483%
自動車$142$161$1913%
OEMその他$251$116-$135-54%
売上合計$2,230$3,123$89340%

さて、この超好調な決算発表を受けて、さぞかし株価も上がっただろうと思いきや、実際にはこんな動きでした。

決算発表前の8月16日(木)の終値は、US$257.44 -US$1.64(-0.63%)。

そして、決算発表後の時間後取引では、US$245.55 -US$11.89。

何と、終値比-4.62%の下落です。

どうしてこんなことが起きるのでしょうか。

どうも原因は次の2点のようです。

1.次四半期(第3四半期)の売上予想32億5千万ドルが、市場予想の33億4千万ドルに満たなかった。

2.仮想通貨チップの売上が、100百万ドルの予想に対して18百万ドルだった。

一番目については、いつも100点を取っている子が97点しか取れなかったと言われて、怒られているようなものでしょうか。

いつの世もできる子は辛いのです。

二番目については、ハイライトで「全ての部門で過去最高の売上となった!」と言っておきながら、細かく見るとOEMその他はマイナスとなっている訳ですが、その主因が仮想通貨がらみの下落だとのこと。

まあ、私にしてみれば、なぜこんな物で億万長者が誕生するのかよく分からない、と思っていた仮想通貨がらみなので、気にしないこととします。

そして、それよりも、アマゾンのウェブサービス、マイクロソフトのアジュール、アルファベットのグーグルクラウドなどにも関わるデータセンターの伸びに注目し、期待したいと思います。

前回も触れましたが、配当、自社株買いを通じて、2019年度合計で12億5千万ドルを株主に還元するとのこと。

ありがとうございます。


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