2019年1月31日木曜日

フェイスブック(FB)2018年度第4四半期&通年の決算発表


フェイスブック(FB)が、2018年度第4四半期と通年の決算を発表。

この取引終了後の発表を受けて、時間外取引で株価は爆上げ。

1月30日終値 US$150.42 前日比+US$6.23(+4.32%)

1月30日時間外 US$167.75 終値比+US$17.33(+11.52%)

このところ、例のセキュリティー問題などで株価が低迷していたので、小気味よい。

まずは、2018年度第4四半期の数字から。

2017Q42018Q4増減伸び率
売上 (百万US$)$12,972$16,914+$3,942+30%
営業利益 (百万US$)$7,352$7,820+$468+6%
純利益 (百万US$)$4,268$6,882+$2,614+61%
1株当たり利益(US$)$1.44$2.38+$0.94+65%

対前年同期比で、売上+30%、営業利益+6%、純利益+61%、1株当たり利益+65%。

文句なしの増収増益。

次に、2018年度通年の数字。

2017年度2018年度増減伸び率
売上 (百万US$)$40,653$55,838$15,18537%
営業利益 (百万US$)$20,203$24,913$4,71023%
純利益 (百万US$)$15,934$22,112$6,17839%
1株当たり利益(US$)$5.39$7.57$2.1840%

対前年度比で、売上+37%、営業利益+23%、純利益+39%、1株当たり利益+40%。

これまた文句なしの増収増益。

セキュリティー問題に真摯に取り組んでのこの成績は何とも素晴らしい。

2018年末には、3万人がセキュリティーの作業に従事していたとのこと。

2年前には1万人だったというから本気度が違う。

また、2019年度には、セキュリティー強化の継続の他にも、データセンターの建設を中心に、18,000百万USドル~20,000百万USドルが資本投下されるとのこと。

ますますの成長が期待できる。

一時の株価低迷に惑わされてはいけないのである。







2019年1月29日火曜日

エヌビディア(NVDA) 2019年度第4半期売上見通しを下方修正 


エヌビディア(NVDA) が、2019年度第4四半期(11月~1月)の売上見通しを下方修正した。

その結果、株価は、US$137.92(▲US$22.23)と▲13.88%下落。

  増 減          %
売上見通し(百万US$)$2,700$2,200-$500-19%

昨年11月に発表した2019年度第4四半期の売上げ見通しの2,700百万USドルから、2,200百万USドルへ、▲500百万ドル(▲19%)の下方修正は確かにきつい。

何故?

世界経済、特に中国経済の減速の結果、

1.ゲーム用GPUの需要が減ったこと

2.データセンター向けGPUの商談が期内に纏まらなかったこと

が挙げられている。

中国経済の成長鈍化が、具体的に、こんなところにも影を落とし始めた訳だ。

今後はどうなるか?

このままジリ貧になっていくのか?

それはないと考える。

世界中での大量データ処理、機械学習、人工知能、自動運転化の流れ、これは止まることない。

その心臓部であるGPUへの需要は、増えこそすれ、減ることはありえない。

そして、エヌビディアはいい位置に付けている。

ここはじっくり腰を据えて見守ることとする

2019年2月14日に、2019年度第4四半期の結果と、2020年度第1四半期の見通しが発表される。

世界経済、中国経済の減速は今後も続くと思われるが、少しでも良いニュースが聞きたいものだ。







2019年1月28日月曜日

ニュージーランドの銀行に対する自己資本規制強化


ニュージーランドでは現在、銀行に対する自己資本規制を強化する方向で検討がなされている。

大局的に見ればもちろん、来るべき金融危機に備えて銀行の体力をつけることはいいことである。

しかし、銀行に投資している身からすると、多少厳しい。

ニュージーランドの中央銀行は、銀行に対して、現在の資本の20%~60%の増加を求めようとしているのだ。

その量たるや、これから5年間に渡る銀行の利益の70%程度になるとのこと。

こんなことを書くと、金融についての無知を曝け出すことになるが、以下のことを危惧している。

1.これから5年間、利益の70%が資本の積上げに使われるとすれば、その分配当が減ってしまうのではないか?

2.資本の積上げを、利益の内部留保ではなく、新株発行によってなす場合でも、一株利益は希薄されて、配当は減ってしまうのではないか。

3.資本を積み上げるということは、結局、預金等の借入金よりも資本コストが高くなり、その結果貸出金利も上がると、貸出自体が減り、銀行の利益が減り、その結果配当も減ってしまうのではないか。

おっと、結局、どう転んでも、配当は減ってしまうではないか。

ということは、株価も下がってしまうではないか。

今のうちに、銀行株は売却してしまうべきか。

それとも、長い目で見て保有を続けるべきか。

これからちょっと考えていかなければならない。




2019年1月27日日曜日

スターバックス(SBUX)2019年度第1四半期決算発表 


1月24日、スターバックス(SBUX)が、2019年度第1四半期の決算を発表。

それを受けて、株価は+3.63%のUS$67.09に上昇。

内容はどうだったか。

GAAP2018Q12019Q1増減伸び率
売上 (百万US$)$6,073.7$6,632.7$559.09%
営業利益 (百万US$)$1,116.1$1,015.7-$100.4-9%
純利益 (百万US$)$2,250.2$760.6-$1,489.6-66%
1株当たり利益(US$)$1.57$0.61-$0.96-61%
1株当たり配当(US$)$0.30$0.36$0.0620%

売上は、前年同期比+9%で、最高を更新。

しかし、GAAP基準で、純利益は▲66%、一株当たり利益は▲61%。

Non-GAAP2018Q12019Q1増減伸び率
営業利益 (百万US$)$1,167.5$1,153.7-$13.8-1%
1株当たり利益(US$)$0.65$0.75$0.1015%

ただし、一時的な要因を排したNon-GAAP基準では、一株当たり利益は+15%。

問題無し。


売上 (百万US$)2018Q12019Q1増減伸び率構成比
アメリカ$4,257.6$4,606.0$348.48%69%
中国、アジア、太平洋$843.7$1,227.3$383.645%19%
欧州、中東、アフリカ$268.1$266.3-$1.8-1%4%
チャネル開発$628.0$504.6-$123.4-20%8%
その他$76.3$28.5-$47.8-63%0%
売上合計$6,073.7$6,632.7$559.09%100%

セグメント別の売上は、アメリカが+8%で堅調、中国、アジア、太平洋が+45%と好調。

構成比を見ると、アメリカが7割、中国、アジア、太平洋はまだ2割。


営業利益 (百万US$)2018Q12019Q1増減伸び率構成比
アメリカ$977.7$1,011.5$33.83%100%
中国、アジア、太平洋$196.8$221.5$24.713%22%
欧州、中東、アフリカ$32.4$27.0-$5.4-17%3%
チャネル開発$269.6$175.7-$93.9-35%17%
その他-$360.4-$420.0-$59.617%-41%
営業利益合計$1,116.1$1,015.7-$100.4-9%100%

セグメント別の営業利益を見ると、伸び率では、中国、アジア、太平洋が+13%と目立つ。

しかし、構成比では、(その他がマイナスのため多少違和感はあるものの)アメリカが100%、中国、アジア、太平洋が22%と、ほぼアメリカで稼いでいる。

これからも中国での成長を見込みたい中、今は米中貿易戦争の行方が心配だが、本拠地アメリカでの業績がしっかりしているので大丈夫だろう。


店舗数2017.12.312018.12.30増減伸び率構成比
アメリカ16,83717,6448075%59%
中国、アジア、太平洋7,7798,7891,01013%29%
欧州、中東、アフリカ3,0973,42132410%11%
その他32611-315-97%0%
店舗数合計28,03929,8651,8267%100%

因みに、店舗数は、アメリカが6割、中国、アジア、太平洋が3割、その他が1割。

2019年度には、世界合計で2,100店の新店舗を開店予定とのこと。

内訳は、アメリカで600店、中国、アジア、太平洋で1,100店(中国単独で600店)、その他で400店。

また、2019年度の売上は、前年比+5%~+7%を見込んでいる。

GAAP基準の一株当たり利益は、US$2.32~US$2.37(前年度はUS$3.24)、

Non-GAAP基準では、US$2.68~US$2.73(前年度はUS$2.42)

を見込んでいるとのこと。

頑張ってくれ。






アーゴシー・プロパティー(ARG) 2019年度決算発表 増収増益

アーゴシー・プロパティー(ARG) が、2019年度の決算を発表しました。 嬉しい増収増益です。 2018年度 2019年度 増減 % 売上(賃貸収入)(百万ドル) $101.0 $102.5 +$1.5 +1% 純利益(百万ドル) $98.2 $133...