7月18日(水)にEUから科された43億4千万ユーロ(約5,700億円)の巨額制裁金の影響はどうだったのでしょうか。
まずは決算発表前後の株価の推移を見てみましょう。
決算発表前の7月23日(月)の終値は、US$1,205.50でした。
前日比+US$20.59(+1.74%)。
そして、決算発表後の7月23日(月)の時間後取引では、US$1,246.00と、3%以上の上昇となりました。
終値比+US$40.50(+3.36%)。
好意的に受け取られています。
それでは具体的に数字を見てみましょう。
まずは制裁金を含んだ「正式」結果から。
売り上げは、前年同期比+26%と好調です。
しかし、営業利益、純利益は、制裁金の影響で、共に-32%、-9%と減益となっています。
これでは、決算発表後の時間後取引での上昇が説明できません。
次に、同時に発表された制裁金(前年度分も含む)を除いたベースではどうでしょうか。
売上(+26%)は勿論のこと、営業利益、純利益も+15%、+32%と増益で、見事な増収増益です。
アルファベット(GOOG)はEUの決定に対して異議を申し立てるとのことです。
そして、それを除いたとしても、投資家は制裁金を除いたベースの数字にアルファベット(GOOG)の真の姿を認めたということでしょう。
今回のEUの制裁が、EUとアメリカの貿易戦争と関連があるのかどうかは分かりません。
しかし、アルファベット(GOOG)の勢いはまだまだ衰えることはなさそうです。
投資は継続です。
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