2018年7月24日火曜日

アルファベット(GOOG)2018年度第2四半期決算発表 EU制裁にもかかわらず元気!

アルファベット(GOOG)の2018年度第2四半期(2018.04-06)の決算発表がありました。

7月18日(水)にEUから科された43億4千万ユーロ(約5,700億円)の巨額制裁金の影響はどうだったのでしょうか。

まずは決算発表前後の株価の推移を見てみましょう。

決算発表前の7月23日(月)の終値は、US$1,205.50でした。

前日比+US$20.59(+1.74%)。

そして、決算発表後の7月23日(月)の時間後取引では、US$1,246.00と、3%以上の上昇となりました。

終値比+US$40.50(+3.36%)。

好意的に受け取られています。

それでは具体的に数字を見てみましょう。

まずは制裁金を含んだ「正式」結果から。

2017Q22018Q2増 減
売上$26,010$32,657$6,64726%
営業利益$4,132$2,807-$1,325-32%
純利益$3,524$3,195-$329-9%
一株利益$5.01$4.54-$0.47-9%

売り上げは、前年同期比+26%と好調です。

しかし、営業利益、純利益は、制裁金の影響で、共に-32%、-9%と減益となっています。

これでは、決算発表後の時間後取引での上昇が説明できません。

次に、同時に発表された制裁金(前年度分も含む)を除いたベースではどうでしょうか。

2017Q22018Q2増 減
売上$26,010$32,657$6,64726%
営業利益$6,868$7,878$1,01015%
純利益$6,260$8,266$2,00632%
一株利益$8.90$11.75$2.8532%

売上(+26%)は勿論のこと、営業利益、純利益も+15%、+32%と増益で、見事な増収増益です。

アルファベット(GOOG)はEUの決定に対して異議を申し立てるとのことです。

そして、それを除いたとしても、投資家は制裁金を除いたベースの数字にアルファベット(GOOG)の真の姿を認めたということでしょう。

今回のEUの制裁が、EUとアメリカの貿易戦争と関連があるのかどうかは分かりません。

しかし、アルファベット(GOOG)の勢いはまだまだ衰えることはなさそうです。

投資は継続です。


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